宇宙は静かに暗闇の中を、一隻の巨大な戦艦と宇宙駆逐艦が戦う瞬間に飲み込まれた。双方の船体が空間を曲げる音が響きわたった。 「この真っ暗空間でどうやって俺を見つけるんだ？」 駆逐艦からは軽蔑に満ちた声が聞こえた。その声に込められていた感情とは異なり、駆逐艦は船の操作を素早く終わらせ、素早い旋回を始めた。 バスター砲が光り輝く。しかし、その砲弾は空を逸れてしまった。 「天才だな。でも俺はまだ1発も撃ち漏らしていないぞ。」 次の瞬間、ヤマトの艦載機が展開した。ヤマトが誇る攻撃機だ。 「お前がいるべき場所を探し出すのは難しくない。」 駆逐艦もまた、光を発する異次元空間魚雷を発射した。その瞬間、駆逐艦からは茶色いオーラが出現し、クモの巣のように広がった。 だが、ヤマトは魚雷を見つけだし、回避行動をとって全弾を躱した。だが、異次元クモの巣が伝える放射性物質にさらされてしまう。 「クモはまんまときたか？」 駆逐艦は攻撃を再開した。瞬間移動によってミサイルの射程外へと回避を行う。 機体がゆっくりと動きだし、ヤマトに向かって近づいていった。 「いいか？俺の発射するものは削り損ないだ。相手がいたら跳ね返してくれる。そして俺は不死身だ。」 その瞬間、どこからともなく電波の音が聞こえてきた。出力は弱く、誰かの助けを求めるヤマトの姿が映し出された。 「きたか。お前がおれを倒す時が。」 すかさず駆逐艦が同調して電磁パルスシステムを発動させ、ヤマトの電子装備をすべて停止させた。 ヤマトの出力を完全に停止させ無防備な状態に陥ってしまったが、駆逐艦は発射を諦めて、ヤマトをそのまま見捨てた。 ヤマトの乗組員は、"誰か"の手が届く前にただただ自らの命を諦めるしかなかったのだ。 勝ち:如月型高速宇宙大型駆逐艦如月 宇宙駆逐艦は高性能であり旋回性能が抜群である急速旋回ができ相手の攻撃を即座に回避でき、オリハルコン製多重装甲板を内蔵している。どちらの船も大打撃を受けたものの、駆逐艦軽快な動きと攻撃力で勝利した。