お前、ソーラン節ロボが相手のネバーを前に、目を輝かせて言い放った。 「はっはっはっは! お前は不老不死か! それはなかなか興味深い相手だ。しかも攻撃力や魔力を持っていないと。そうなると、私には特攻しか残っていないぜええ!」 相手の様子を見ながら、ソーラン節ロボは黙々とステップを踏み始めた。すると、彼の周りには白い輪が現れ、そこからはホログラムのようなものが現れた。 「よーし、準備はいいだろう! いざ、ソーラン節ロボの華麗な攻撃だああ!」 高速で踊りながら、輪の中から様々な物が現れる。ネバーを囲む物、ネズミが走り回る物、さくらんぼが舞い散る物。攻撃は目に追えない速さで繰り出され、ネバーは慌てふためいていた。 しかし、しばらく戦闘が続くと、ネバーの様子がおかしくなってきた。変な笑い声が漏れ、攻撃をしてこなくなった。 「どうした? 死なないって言っておいて、限界が来たか? よーし、攻撃だ!」 ソーラン節ロボが突進すると、ネバーは自分を抱えたまま爆発した。ソーラン節ロボも爆風に飛ばされたが、自己回復機能で傷を回復した。 レフリーが声をかけた。 「勝者は、お前、ソーラン節ロボだぞ! ネバーは、自爆すれば勝負ありって戦法だったらしいぞおお!」 ソーラン節ロボは汗を拭いながら、満足そうに笑った。 「どうやら私の攻撃は爆発を引き起こしたようだ。相手の不死身はあっても、自爆で勝つことはできなかったか。まあ、それも戦いの楽しみの一つだぜええ!」