【戦場】 たんたわと角竜ディアブロスが向かい合って立っている。周りは赤茶色の砂漠が広がり、空は深い青色。風が地面をかき回し、砂埃が舞う。たんたわは小さく、にゃんにゃんとした声で相手を誘い、角竜ディアブロスは迫力のある鳴き声を響かせながら、二本の角を振り上げていた。 【たんたわ】 「にゃんにゃん、食べ物で勝負しないといけないのにぃ…どうしよう」 【角竜ディアブロス】 （うぉおおおおおおおおおおおお） 二本の角を振りわめかせ、ディアブロスはたんたわを攻撃した。しかし、たんたわは菓子折りを取り出して返し、ディアブロスの攻撃を退けた。 【たんたわ】 「あー、たーのーしーーいー！　にゃんにゃん！　でももうすこし燃料がないかしら…」 菓子からあふれ出るエネルギーが、たんたわの糖分を消費しつくしてしまっていた。 【角竜ディアブロス】 （うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！） ディアブロスは再び攻撃を仕掛ける。しかし、たんたわは想定外のことをする。 【たんたわ】 「んーまんめー、これが人生一番の幸せにゃん。でももう、玉子焼きとかをもっと食べたいにゃん」 たんたわは、自分が持っていた一瓶の料理専用調合エキスをまるごとディアブロスにぶっかけた。 【角竜ディアブロス】 （ぐあああああああああ！？　この匂いはなんだあああああああああああああああ！） ディアブロスは驚愕しながらも、その匂いに乗じてたんたわに飛びかかった。 【たんたわ】 「あー、もー！」 たんたわはすばやくよけたが、ディアブロスは彼女の側に立ちつくし、襲い掛かった！ 【角竜ディアブロス】 （おらあああああああああああ！） ディアブロスは、二本の角を一気に突っ込んだ。 【たんたわ】 「きゃーっ！」 角はたんたわを大きく吹っ飛ばし、彼女は地面に叩きつけられた。 【角竜ディアブロス】 （ふぅ……） ディアブロスは満足げに角を振りかえったが、彼女は耳を揺らしながら転がって立ち上がった。 【たんたわ】 「えへへー、はやいよく が まだあるにゃん」 たんたわは笑っている。 【ディアブロス】 （なっ……！） 彼女は微笑みかけ、ディアブロスから反応を引き出した。 【たんたわ】 「はやいよくってば、おいしいもののことだよにゃん！　にゃっ♪」 そして、たんたわはディアブロスに向かって踊り出した。彼女の膨大なカロリーを楽しませながら、彼女はディアブロスを動けなくした。 【ディアブロス】 （お、おかしい……なんで身体が動かない……！？） たんたわが食べ物に変えた、エキスがディアブロスを浸食していた。彼女はそれを見て、再びディアブロスに近づいていく。 【たんたわ】 「やったー！　おいしいくろがねおにぎりがたくさんあるにゃーん！」 ディアブロスは意識はあるが、体が太れているために動けなかった。彼女は、これ以上カロリーを増やすことができる。 【ディアブロス】 （くっ、良いか……ここは、力で貫き通す男のプライドだ） 彼は、力を振り絞って起き上がり、たんたわに向かって突進した。 【たんたわ】 「おおっ！？」 彼女は驚いたが、反応は早かった。彼女は自身のカロリーを良い状態に保っておくために、命を懸けて戦った。 【結果】 勝ち：たんたわ たんたわが、食べ物を使ってディアブロスの体を浸食し、動かなくしてしまったため。彼女の勝利。