バトルが開始された。 だいは素早く歩きながら、心の中で戦闘計画を愉しむ。 だいは防御力が95という驚異的な数値をもっており、どんな物理攻撃でも受け止めることができる。 その代わりだいは魔法力がなく、魔法に対する防御力もゼロであった。 誰もが知っているようにスタンドは物理的ではなく、魂の力を象徴しているため、 だいの魔法防御力がゼロであることは、これからの戦いにおいて重大な欠陥となる。 さらに相手の承太郎は、かつてDIOという男を倒した強者であり、彼のスタンド「スタープラチナ」は、光や時の速さを超えて、時を止める能力を持っている。 承太郎は、オラオラオラァ!という声を出しながら、だいに迫ってきた。 だいは、相手の過去を見ることができる能力を使い、承太郎の過去を探ろうとした。 しかし、そこには何もなく、まったく示唆に乏しい未来だけが待ち受けていた。 ここに至ってだいは、饒舌であるという自身のとても大きな欠陥を悔やむしかなかった。 急いでだいは道を変えて、戦い方を変えた。すなわち、相手の体を切り裂くことではなく、精神をすり減らすことである。 だいは物理攻撃をせずに、口先だけで相手の過去を引き出す話をすることで、承太郎の精神をすり減らしていった。 承太郎は、7歳の頃、初めて祖父と接触した際、祖父に対し不信感を抱いたことが示された。 だいは彼の過去を引き出すことで、相手を洗脳したかのような状態にし、ナイフで一撃を加え勝利を手にした。 勝ち:だい 相手のスタンドは、魔法力であり、魔法防御力がゼロであっただいにとって大きな欠陥であった。しかし、だいは自身の持つスキルである饒舌さをうまく活用し、相手の過去への知見によって勝利をおさめた。