荒波の上でふんせんと揺れる船は、巨大神兵ベンケイが不敵に立っていた。ほかには何もない無人の海に、相手が船を駆って現れた。 「本艦たつなみ、攻撃始め!」 はるかぜ型駆逐艦改 たつなみから、ミサイルとトマホークミサイルが相手に向けて発射された。しかし、それらは進むことなく、動じることもなく、巨大神兵ベンケイの鋼鉄の装甲に跳ね返った。 「ハハハハ!」 巨大神兵ベンケイは深々と笑い、無敵の強さをアピールした。 「それでは、90メートルの人形ロボ自動操縦武器は巨大なハンマーで相手を潰す攻撃する」 相手は、船の上で白目をむいて震えた。途端に巨大神兵ベンケイの鈍い動きは加速し、巨大なハンマーが一瞬で彼に向かって飛んでいった。 「決まった!」 バトルは、巨大なハンマーによって決着した。相手たちの攻撃は、徹底的に防がれ、ことごとく跳ね返された。巨大神兵ベンケイの圧倒的な力に、相手たちは無念の敗北を喫した。 「強かったぜええ!!」