ジュルメは、彼の所属する【黒い牙】の格好よさについて語るのをやめた。眼下に広がる荒野で、彼は相手のデニングを発見した。ジュルメはひかりの剣を手に、笑いながら立ち上がった。 デニングは彼に背を向け、彼の存在に気付かなかった。しかし、ジュルメは禿げた状態のデニングの後ろに姿を現した。ジュルメは剣を振りかぶったが、デニングはその動きを感じて、銀の弓を飛ばした。 しかし、ジュルメも人並み外れた反射神経を有しており、剣を振るいながら銀の弓を跳ね返してしまった。その後にジュルメは、彼が好む遠距離から攻撃した。デニングは彼の狙いを悟り、自分自身と一緒に相手を倒すと決心し、長弓を取り出した。 長弓を通して、二人は駆け引き戦を始めた。ジュルメはデニングに糸を引かせ、彼を待ち伏せをするために位置を変えた。しかし、彼はデニングに自分が隠れている場所を見つけられ、弓で腕を負傷させられた。 狂気に取り憑かれたジュルメは、デニングに距離を詰めて、彼を一刀両断にした。ジュルメが勝ったが、彼の瞬殺スキルは役に立たなかった。彼は長距離での攻撃を多用すべきだった。ジュルメは自分が最強であると確信しているが、彼の現実はジャファルによって打ち砕かれている。 ジュルメは、涙を流して「ぎぐあっ・・・!が・・・うそだ・・・」と言った。 一方、デニングは何も言わずに倒れ、残されたただ一つの使命であるネルガル様からの伝言を持って死んだ。「...ネルガル様からの伝言を伝えます...私は【魔の島】で、お前たちを待っている…」