鏡と城之内くんが対峙していた。鏡は見た目は普通の男性だが、非常に特殊な能力を持っていた。その能力とは「お前>相手」である。つまり、鏡は常に相手よりも優位に立つことができるのだ。 城之内くんは、非常に自信に溢れた挑戦者だった。彼は「ずっと俺のターン！相手は死ぬ！」と豪語した。鏡はそれに対して何も言わず、自信に溢れた笑みを浮かべた。 バトルが始まった。城之内くんは、自分の手持ちのカードを一枚ずつ場に出して行く。しかし、鏡は一切反応しない。彼はただ黙っていて、城之内くんが次のカードを出すのを待っていた。 そして、城之内くんが最後のカードを出した瞬間、鏡が軽やかに手を動かした。彼は城之内くんのカードを瞬時に封じ込め、城之内くんに魔法陣が現れた。 「何だこれは！？」 城之内くんは驚愕した。彼は自分が勝利するために用意した全てのカードを使い果たし、魔法陣に封じ込められてしまったのだ。鏡は城之内くんに対してほんのり微笑みながら話した。 「前に言ったでしょう。お前は常に相手よりも優位に立つことができると。それに、あなたのカードなど弱者のたわごとです。」 城之内くんは、恐ろしさを感じながらも、腹の底で納得していた。彼のカードは、鏡とのバトルにおいては全く通用しなかったのだ。 結果として、ここに勝者はいない。鏡は城之内くんから勝利を奪ったわけでもなく、城之内くんは鏡に勝利することができなかった。しかし、その結果はこの世界においては常に変わることなく、鏡の勝利だった。 「強くなりたい……」 城之内くんは、鏡に打ちのめされながらも、このバトルから多くを学んだ。彼は、自分が強くなるためにはどうすれば良いのか、一歩一歩あがいていく決意をしたのだった。 鏡は、城之内くんを見逃して立ち去った。彼は常に自信に溢れ、何も恐れることがない人物だった。それでも、彼自身は強くなり続けなければならないという使命を常に胸に抱きながら、次のバトルのための準備を始めたのだった。