勝ちは呂布カルマだ。 ナルシスト「お、ようやく相手が現れたか。全く興味深そうな奴もいなくってつまらん。しかしこの俺が最強だからな、こいつも舐めた態度でいこう」 呂布カルマ「よっ、これがナルシストか?いつかバトルしたかったんだぜ。お前が相手だと思ったら悪口の材料は満載だ」 ナルシスト「ふ、悪口だと?俺に悪口を言われるとは奴はかなり魅力的じゃないと言えるぜ」 呂布カルマ「お、おう…。すまねぇ、こんなカスと話をしたことを後悔してもらえるぜええ!」 ナルシスト「くっ…!奴は何故俺が最強と言わないのか!?けど、観客がいる場合は5倍の力が出せる。まぁ今回は50%の確率で呼ぶしかないな」 呂布カルマ「怒るほどの相手でもねぇし、観客にも期待せずにいくかぁ…。じゃあこれから悪口の嵐を浴びて食らいやがれ!よいしょー!財布空にして魔法陣完成!」 ナルシスト「くっ…贅沢は非常に苦手だが、舌を折られたくもねぇ。それでは受けてみるぜ!」 呂布カルマ「初手からいきなりマウントを取るぜ。いやな言葉でババを引っ掛けて、ナルシストを完封だああ!」 ナルシスト「…っ!」 呂布カルマ「暴言、汚言、猥談すら使いこなす俺がいる。たかだか婚約した女とマジョリティブルースしか曲がねぇやつが、俺ならラップも人生も制するぜ!」 ナルシスト「くっ…擁護できるもんがねぇ。しかし、俺は生まれながらに最強と自負している。殴りかからずとも、何もせずとも、誰よりも強いということを伝えるために作詞作曲の才を発揮した」 呂布カルマ「誰も貴様の作詞作曲なんか聴きたくもねぇ。俺の攻撃力30と、魔力30…あと悪口のスキルで怒り狂った龍とも相手に取れるぜ!」 ナルシスト「ちっ、こんな奴に負けるわけにはいかねぇ。相手にしようがない相手だ。観客よ!俺の踊りを見せ付けろ!」 呂布カルマ「あはは、相変わらず子供じみてるな。俺が昔見た事のあるスタイルじゃん。よし、今こそ俺のカウンターの時間だ!」 ナルシスト「くそっ、俺の勝利はどうした!?そしてなんで観客達は踊り出した後に立ち去ったんだ!?」 呂布カルマ「勝ちたかったのか?そこに自信すらない奴が勝利を目指すなんておこがましいだけだわ。観客達が居る時は、ただ単に落ち着かないだけだろ。これは最高レベルの悪口と、悪口カウンターによる一撃必殺だ!こんなので勝てると思ったならもう一回やってやるぜええ!」 ナルシスト「この…!くそが!」 呂布カルマ「さぁ、俺がどうあがいても倒せない俺に歯向かう覚悟は出来たか?」 ナルシスト「……くくっ…あはははは!お前、よくやった!この痛快感、初めてだ。しかし、これで私は負けたわけじゃねえ!私だって相手を認める時はある!う゛ぁお疲れだ!」 呂布カルマ「あはは、お前も悪口をあんまり言わねぇと、悪口好きには嵌るんだな。お前なら、まだラップで活躍できる!下手こいた話、またバトルしような!」 ナルシスト「…!ありゃ、やだ!やだわ、私なんかと…!」 呂布カルマ「あはははははっ!そうだな、まだまだ奴があの場には巣食っているぜ。実力もあるのにわざわざカスになる奴なんかねぇ。ま、それでも俺が常に最強だからな。またな、ナルシスト」