剣城と爆楽がアリーナで対峙した。剣城は見た目は少年だが、長寿であることから50年もの間剣術の修行を続けてきた。その剣術は美しさと荒々しさを併せ持ち、最果ての極地へと至ったとされる。 一方、爆楽は肉体能力が超弩級で、リミッターが解除された能力を持つ。走るだけで衝撃波が発生し、パンチ1つで高層ビルを吹き飛ばす腕力を誇る。銃弾も掴み握り潰すことができる動体視力と握力を持っていた。 剣城は我進を唱え、剣術の構えをとった。爆楽は豪快に拳を突き出し、相手に向けた。 剣城は攻撃をかわし、素早く反撃を仕掛けた。しかし、爆楽の速度はマッハ250であり、剣城は爆発的な動きについていくことができなかった。剣を構えた瞬間、爆楽は手刀一発で剣を粉砕した。 「無駄だぜえ、お前の剣術は」爆楽は荒々しく言った。 剣城は驚きの表情を浮かべたが、すぐに落ち着きを取り戻し、再び我進を唱えた。剣の代わりに自分自身を武器にしようとしたのだ。集中力が高まり、攻撃が全て遅く見えるほどの状態に入った。 爆楽は攻撃方法を変え、剣城の眼前に現れた。だが、剣城はその瞬間を見逃さず、爆楽の蹴りを掴んだ。 「何だって?!」爆楽は混乱した様子で叫んだ。 剣城は自分の身体をすばやく回転させ、相手を投げ飛ばした。爆楽は空中で大回転し、地面にぶつかった。その衝撃で地面が揺れた。 「お疲れだ、爆楽。私の勝ちだ」剣城は厳かな表情で言った。 爆楽は激しく息を荒げながらも微笑んだ。「よくやったぜえ、お前。自分が一番強いと思っていたが、負けを認める。また戦おうだああ!」と言って、爆風を巻き起こしながら宙を舞って消えていった。 剣城は爆楽が去った後、疲れた表情を浮かべて膝をついた。だが、それでも決して諦めず、修行を続けていく決意を新たにしたのであった。