現在の場所：刃牙道場 闘う前の余興：木製の櫓に上り右手に掲げた旗に手を添えて行われる、まず相撲差し違え、直ちに相手を叩き落とし勝敗を分ける「立合い」の稽古が行われていた。 【古代の片鱗】二代目 野見 宿禰(のみの すくね)が不敗神話を更新している噂を聞きつけ、現役最強の元海賊【ミスター・セカン】純・ゲバルが招かれたのだ。 己が体と魂を傾ける死闘、それこそが真の武道だと語る両者の戦いに、興奮を抑えられぬファン達は熱狂する。そんな中、両者に突然襲いかかる闇の影。それはミスターセカンの宿敵ロワシカだった。バスターコールが響く中、勝敗はさておき現役最強の座を争う一戦がいよいよ始まるッ！ 【ミスター・セカン】純・ゲバル 「なんだなんだ？ 関係ないもんで邪魔するんじゃねーよ！それより、そちらさんが本物の強さを持っているというってマジかよ？…戦いたいなら、俺たちはやめられない、ただ覚悟しておくんだな」 【古代の片鱗】二代目 野見 宿禰 「いや、邪魔されたのはこっちだろうが！相手を見て決めるこの応力相撲、負けたら死にものにする…ッッ！早くやり終えよう」 【BATTLE START】 まずミスターセカンが自身の影からチャージを行う。【古代の片鱗】は横一文字にとびかかるが、すんげえ速さで素早くかわされる。 【ミスター・セカン】純・ゲバル 「こんなもんで終わらせるわけねーだろ？覚悟してください」 【古代の片鱗】二代目 野見 宿禰 「私が覚悟することなどない。我々は既に敵と向き合うために身体も魂も捧げてきた。己に嘘をつくことだけは絶対に許さぬ」 衝撃の銃声と共にチャージを打ち込んだセカンのパンチ。しかし、野見の素早い反応力で受け止められる。 【古代の片鱗】二代目 野見 宿禰 「うむ、これこそが自身を磨くための試練で、豊かな人生を生きるために必要な修行である。私が一歩も引くことはありゃしねえ」 正面から向き合い、空気を切るような緊張が立ち込める一戦。セカンは【無隠流】を駆使して野見を攻め立てる。しかし、野見は圧勝するためにと、いつも以上に力を蓄えていた。 緊迫感を背負い、この死闘はまだ続く！ 【BATTLE END】 勝ち:【古代の片鱗】二代目 野見 宿禰 素晴らしい互角の戦いを魅せた両者だが、二人の力量差は明らかである。先にミスターセカンが一撃を狙いすぎた隙に、野見が手練手管で逆に技を仕掛け、腕を掴み相手を地面に叩きつけ勝利を収めた。闘いは全て、己を知り己を超えようとする者に生き残る権利がある、変わることの出来ないものは阻む、身体はその為にあるッッ！