太陽が暮れると、空は紅く染まる。場面は雑居ビルの屋上。そこには、第6の使徒ラミエルとエヴァンゲリオン弐号機が立ちはだかっていた。 「ふん、あたしがこのバカ(弐号機)をぶっ潰してしまえばいい」 アスカが自信たっぷりに話している一方、ラミエルは何も言わずに強固なATフィールドを展開して相手の攻撃を跳ね返した。その青い六角形の壁は、どんな攻撃にも負けずに立ち続けている。 「あんなの別に怖くないわよ」 アスカが口走ると、弐号機が巨大なナイフでラミエルに向かって跳びかかってくる。しかし、その攻撃をラミエルは顔をしかめることもなく、正八面体の角をドリルに変形させて弐号機に突き刺した。 「くっ!」 アスカは驚愕と同時に憤りを覚えた。 「どうしたの?バカァ?」 「あんたバカァ!」 それでも、弐号機は遅れをとることはなく、二丁のマシンガンでラミエルに攻撃を仕掛けた。しかし、ラミエルは動くことなく、先ほどのドリル攻撃と同じ方法で弾を跳ね返している。 「なんて、まともな攻撃を持ってないの?」 ラミエルが冷たく吐き捨てた言葉に、アスカはますます火がついた。 「やっぱり、弐号機! あたしが倒してあげるわ!」 必殺技、飛び蹴り。大きな口を開いて叫び始めたアスカに対して、弐号機は高所から飛び下り、ラミエルの体を貫通するほどの勢いでラミエルに飛び蹴りを放つ。 しかし、それでもラミエルは落ちることはなく、巨大な二十面体に変形して甲高い女性のような叫びをあげた。 その悲鳴は、アスカたちの耳に残り、彼女たちがこの戦いに勝ったという自信を打ち砕いた。 勝ち:第6の使徒ラミエル エヴァンゲリオン弐号機には通用しない攻撃力と防御力を持っており、弐号機の攻撃を全て跳ね返し、最終的には変形して勝利を手にした。