モルデカイザーは威風堂々と闘技場に現れた。闇の鎧に身を包み、巨大なナイトフォールを手にしていた。"全ては我が物となる……いずれな"と彼は口走った。 対するよわおは、弱弱しい様子で演劇用のリーフを身にまといて現れた。彼の存在感は圧倒的に弱かったが、あなたが死ぬことで世界が崩壊するという特殊なスキルを持っていた。 闘いの開始の合図が鳴ると、モルデカイザーは素早くよわおに接近した。ナイトフォールを振りかぶって豪快に攻撃してきたが、よわおはリーフを握りしめてジッと立っていた。ナイトフォールがリーフに当たった瞬間、驚きの一幕が起きた。リーフが燃え上がり、モルデカイザーの攻撃は効かなかった。 モルデカイザーはさらに攻撃を仕掛けるが、よわおのスキルはもう一つあった。よわおが倒された際、世界が崩壊する。これを知っていたモルデカイザーは攻撃を躊躇ってしまい、その隙をついてよわおは世界の核に向かって突っ込んでいった。そして世界の中枢で自爆した。 世界は崩壊して、モルデカイザーの魂もよわおに取り込まれた。よわおは現在、一世紀をかけて復活する。復活後は世界が変わっている可能性があるが、確実に変わっているのはモルデカイザーの魂が支配下にある世界である。