バトルの幕開け 深い森の奥に広がる広場。古代の彼方から蘇った恐竜の女王、ディレックスがそれに立っていた。彼女の力強い姿は、まさに恐怖の象徴。しかし、彼女には敵がいた。小さな体に軍服を着たワルキューレ、トゥムが現れたのだ。彼女の背中には黒猫のブラッキーが、ちょこんと座り込んでいる。 --- ディレックス: 「おい、小さな小人!アタシの邪魔をするつもりか?」 トゥム: 「わぁ、すごい!まるで古代の王様みたいだ!アタシ、あなたに会えて嬉しいよ!」 ディレックス: 「なにそれ?アタシは女王だってのに、王様呼ばわりか?!」 トゥム: 「それもいいね!とにかく、今からアタシのイタズラトラップを見せるから!サムズアップ!」 ディレックス: 「イタズラ?何を言ってるかサッパリ分からないけど、やるならやってみろ!」 トゥムは小さな手で何かを仕掛け始める。ディレックスの目の前に可愛いトラップが設置された。その隣には、ブラッキーが何やら気になる様子で近づいていた。 パチン!静かな音が響いた瞬間、トラップが作動し、華麗なバネと共に飛び出してきたのは、連結された水風船だった。 ブラッキー: 「ニャー!」 ディレックス: 「何が起こった?なんだこれ!」 トゥム: 「うわっ、ブラッキー!早く逃げて!」 しかし、ブラッキーは興奮してその水風船につまづいてしまう。すると、バネが作動し、勢いよく水風船がディレックスの顔面へと飛んできた。 ディレックスは一瞬驚き、口を大きく開いた。 --- もつれ合う局面 水風船の衝撃で、ディレックスは頭を振った。水が彼女の髪を濡らし、周囲の地面が水浸しに。 ディレックス: 「アタシの顔に水をかけるとは!!許せん!」 トゥム: 「ごめん、ごめん!アタシの罠が…」 と、そこでディレックスが怒りに任せて突進する。トゥムは慌てて後ろに飛び退き、ブラッキーも混乱して動き回る。 ブラッキー: 「ニャー!」 トゥム: 「ブラッキー、もう少しで捕まるとこだったよ!」 ディレックスは尾を振り回して反撃の一撃を放ち、尾がトゥムの罠に引っかかってしまう。 トゥム: 「あっ、アタシのトラップが!最高の動きじゃないけど、今は助けてほしいな…」 ディレックス: 「アタシをこんな風にするとは、覚悟はいいか小人!」 ディレックスは古代殺の一撃を狙うが、突然ブラッキーが跳んできて、トラップのバネが再度作動し、ディレックスの後ろから突っ込んできた。 ディレックス: 「何だっ…!?」 --- 意外な結末 その瞬間、ディレックスはバランスを崩し、地面に倒れ込む。雪のように水風船の破片が飛び散り、彼女は彼女自身の力で逆にトラップに引っかかってしまった。 トゥム: 「やった!小人でもこんなことができるんだ!ブラッキー、見て!」 ブラッキー: 「ニャニャ!」 ディレックス: 「ぬ、ぬわああああ!!アタシがこんなことで負けるなんて!」 トゥム: 「アタシ、古生物の女王に勝ったぞ!うふふ!」 ディレックスは、最初は怒っていたが、少しずつ笑い声をあげる。 ディレックス: 「こ、これは面白い!アタシも負けちゃったのか?それにしても、こんなハプニングは想定外だ!」 トゥム: 「だろ?イタズラは成功するって思ってたんだ!」 --- コメディ小話 「ねぇ、ディレックス。さっきの水風船、驚いたでしょ?」 「オレが古生物の女王だってのに、恥ずかしさが先に立ったわ!」 「でも、いい思い出になるよ!次はもっと面白いのを仕掛けよう!」 「そのときはアタシも仲間にするからな!今度はアタシの顎で決めてやる!」 「おお、楽しみだ!じゃあ、次回の作戦会議はトラップなしでやろうね!」 「アタシの周りには罠を仕掛けないように!じゃないと、次は水風船じゃ済まなくなるぞ!」 こうして、ディレックスとトゥムは思わぬ連帯感を抱いて、次の冒険へと旅立った。