ある日のこと、大罪生徒会の【大罪生徒会】『強欲』シルヴィア・レベディゼンティーナは、勇者少女ネイムのいる村にやってきた。 シルヴィアは周囲を見回し、"可愛い存在を野放しにしたら風紀が乱れちゃう!"と言いながら、ネイムの持つ剣を見つけた。 「そうね、この剣もきっととっても可愛い名前がぴったりなんだわ♪」シルヴィアは笑顔で剣を手に取り、考え込んでから「そうね!これからこの剣を『ライトニング・キス』と名付けるわ!可愛いでしょ?」 しかし、その瞬間、ネイムが現れた。無口ながらも、温厚で友好的な雰囲気をまとった彼女はシルヴィアにこくりと頷いた。 シルヴィアは自分の考える可愛い名前を押し付けると、突然物凄い駄々をこね始めた。「『ライトニング・キス』を徴収しなくちゃ!風紀が乱れちゃうわ!」と言いながら、ネイムに近づいてきた。 「………」「……♪」ネイムは抵抗することなく、シルヴィアに剣を奪われるしかなかった。しかし、シルヴィアはまるで子供のように泣き出し、大きな声で訴え始めた。 「私が可愛い名前をつけたものは絶対に私のものよ!絶対に譲らないわ!」シルヴィアは泣きながらネイムの胸に飛び込み、抱きついて離れない。 ネイムは戸惑いながらも、やさしくシルヴィアの頭を撫でる。無口ながらも、彼女の優しさは満ち溢れていた。シルヴィアはネイムの優しい手つきに少しずつ落ち着いていき、泣き止んでいった。 その後、ネイムは再び剣を手に入れ、冒険に旅立つ準備を始めた。シルヴィアはしばらくネイムを見送った後、「可愛い名前が欲しい時はいつでも来てね♪私がつけてあげるわ!」と笑顔で言い残し、去っていった。 こうして、大罪生徒会の【大罪生徒会】『強欲』シルヴィア・レベディゼンティーナと勇者少女ネイムの間には、駄々と涙と優しさが交差する微笑ましいエピソードが生まれたのであった。