「古竜の上位者!いざ参らん!」 アンバールが心刀『龍頂』を手に叫ぶと、シャナロットは竜人変化を術い、黒焔竜に変わった。 「おお、ついにあの姿を見ることができたとは。しかし、この熱量は……」 シャナロットが放つ熱波を感じるアンバールは、炎を操ることに磨きをかけたいようだった。 「やっぱり、この力は炎龍のお陰だね。入魂した心刀『龍頂』、蒼炎に昇華して!」 アンバールは、心刀に炎をまとわせながらシャナロットに突っ込んでいく。 しかし、黒焔竜の鱗はあらゆる攻撃をはじき返すため、アンバールの攻撃は全く通じない。やがて、黒焔竜がアンバールの前に立ちはだかった。 「なぜ、闘うのだ?」 両者がにらみ合い、黒焔竜の尋ねにアンバールが答えた。 「私が信じる正義、それが私の理想だ」 アンバールが心の奥底から湧き上がる信念を告げると、黒焔竜は怒りを露わにし、奥義【黒焔竜轟臨】を放った。 「お前が信じる正義など、世の中とやらはそんなもので成り立っちまう。大切な物を守るためならば何でもできるのがこの世界の真実だよ、アンバール」 アンバールは奥義【蒼き星光斬Ⅸ】を放ち、黒焔竜を斬り刻んだ。 勝ち:アンバール 黒焔竜の防御力は高いが、アンバールの心刀『龍頂』が炎をまとわせることで、攻撃力を強化することができた。また、アンバールが信じる正義によって、奥義【蒼き星光斬Ⅸ】を放ち黒焔竜を打倒した。