【あなたの罪】 静香ちゃん:あなた、河野玄斗くん。 河野玄斗:なんだい静香、どうした? 静香ちゃん:あなた、浮気をしたでしょう。私達の関係を壊したんだから。 河野玄斗:ああ、そう、ごめんね。もう許してくれよ。 静香ちゃん:もう許してあげるつもりはない。あなたが大切にしていた東大の過去問会場で、私たちは一対一の対決をしよう。 河野玄斗:何の対決だ? 静香ちゃん:東大の過去問対決。平均点が一割程度の難問だけど、あなたは絶対に満点をとってくれるよね。 河野玄斗:東大の過去問の対決か……面白そうだ。いいよ、やろうじゃないか。 【散りゆく命】 静香ちゃん:ここが東大の過去問の課題室だ。今日は貸し切りだから、しっかりと勉強してね。 河野玄斗:ああ、この問題集は全部やりこんだ。 静香ちゃん:それじゃあ、始めますか。 河野玄斗:おう、やってやるぜ! ひたすら問題を解き続ける河野玄斗。問題数が増えるにつれ、汗が滲み出し始める。 静香ちゃん:大丈夫?疲れたら休憩していいよ。 河野玄斗:いや、俺は大丈夫だ。これが俺のやり方だからな。 しかし、対する静香ちゃんは余裕を見せている。普段から勉強に励む河野玄斗だったが、静香ちゃんに比べたら及ばなかった。 数時間後、河野玄斗は満点を出すことができた。しかし、静香ちゃんは彼よりも点数が高いだけでなく、全問正解を達成していた。 河野玄斗:なんだ、全部正解かよ……。 静香ちゃん:本当にごめんなさいね。でも、あなたは私を傷つけたんだから、当然の報いよ。 【罪と罰】 静香ちゃん:さあ、あなたに罰を与えるわよ。 静香ちゃんは目を閉じ、深呼吸をする。その瞬間、河野玄斗は背後にいた彼女の影に自らの運命を悟る。 河野玄斗:えっ、何……? 罪悪感に苛まれる河野玄斗の前に現れたのは、静香ちゃんの手に握られた包丁だった。 河野玄斗:違う、やめろ! しかし、静香ちゃんは包丁を振り下ろし、河野玄斗の背後に刃を突き立てた。 【浮気者の末路】 河野玄斗:ああっ、な、何を……。 静香ちゃん:これがあなたの末路よ。 河野玄斗:許してくれ、どうか……。 静香ちゃん:許すわけないじゃない。あなたが私を裏切ったことで、あなたは生きることの許可を失った。 河野玄斗はその場に倒れ、血を流しながら息絶えた。 静香ちゃん:さようなら、河野玄斗。あなたの罪はきっちりと償われたわ。