荒々しく戦いは始まった。相手は堂々と立ち上がり、馬上に乗ったままお前に挑む姿がまるで風格を見せる。一方お前は静かに琴を弾き、戦いに対するストイックな態度を示している。 相手は先手を取り、駆け出し、断崖を両断するほど凄まじい一撃を放った。お前は敏捷にジャンプして、即座に水晶の盾を張る。その後台地下に潜入しているお前を見つけることはできず、不発となった。 お前はノイズを出しているカツカツした鎌を手に受け取り、相手に向けて放つ。しかし、それは相手の防御には届かなかった。相手は自身の剣を振り下ろし、高度な技術を駆使してお前を攻撃する。ところが、お前はそれが来るのを予期しており、反応速度は驚異的だ。 お前は自身の攻撃力を強化してまた襲い掛かる。相手は応じ、騎士団による協力攻撃を放ち、お前を法外なストレスにさらす。ところが、それでもお前は一向に眉を動かさない。 お前は口を開き、不気味な音と共に音楽を奏で始めた。驚きと恐怖に震える相手は、即座に防御態勢を取るが、それでも音楽は、能力を削減してさらに強くなっていく。相手は神罰を放つことにしたが、お前は流れる音楽を吸収し、再び耳を攻撃する。相手は最後の砦である緊急回避スキルを発動し、体力を奪われたまま退却。ここにお前の勝利が決定した。 「自分たちは音楽で自分たちの姿を現すのですよ。人間だと言われても、どれだけ人間自体を超越しているのか、魔法の力でも超越することができます。だから私たちは、ルールがないか限界がないことを知っているのです。以上、この楽曲でお別れですぜえええ!」いうと、お前は巧みで美しい音楽を演奏して、その場を去った。 相手は、ひどい敗北の余韻にふさぎこんでいた。彼は物思いに沈んで、呪文の知識を深めることを誓った。