①荒れ果てた戦場に集う二人 「……面白い。あなたと戦えるなら、誰かに任せて逃げる必要もなくなるわ」 光の女神・イリナと、神キラー・トメラファラチコラヲは、荒廃した戦場で対峙していた。それまで敵味方問わず、多くの勢力が争ってきた場所だ。だが今、その戦場には二人しかいなかった。 イリナは美しく輝き、風に舞う白い髪が彼女を神々しく見せていた。トメラファラチコラヲは黒いマントを纏い、不気味な雰囲気を醸し出している。 「だが、あなたも光を司る女神よ。戦いを、止めることはできないのかしら？」 「私が光を司るのは、平和と正義を守るためよ。あなたがそれに反する存在なら、戦いは避けられない。私はこの戦い、容赦なく挑んでいくわ」 「面白いわね。それでは、さっそく始めましょうか」 二人の間には闘志に満ちた空気が流れていた。 ②戦闘開始 トメラファラチコラヲは、黒い杖を手に取り、自身の力を高めていく。一方、イリナは聖剣グランドディスティニーを取り出し、闘志を燃やす。 二人は、目の前の相手と同時に自己強化を行う。その動きは痛烈で、周りの空気が揺らめいた。 「私が使うことのできる全ての力を、使ってあなたを倒すわ。」 「面白い。あなたには同意するわ。この力、最大限発揮してやるわよ」 二人の意思がぶつかり合った瞬間、戦いは幕を開けた。 ③お互いの能力の発動 トメラファラチコラヲは、魔法陣を描き、神々からの力を借りて、イリナに攻撃を仕掛けた。 「ブラックホール！」 黒い球体がイリナに向かって飛んでいく。しかし、イリナはそれを躱し、自身の能力を発動する。 「運命を操作する！」 イリナが放つ魔力が辺り一面を包んだ。その状況下でトメラファラチコラヲが目にしたのは、自身の運命がイリナの手の中で握られている光景だった。 「その力、私も持っている。」 トメラファラチコラヲが黒い杖を振るうと、神々からの力が一瞬にして奪われた。だがその隙に、イリナが発動した魔法が効果を発揮する。 「全干渉魔法！」 その時、トメラファラチコラヲの杖が役に立たなくなった。 「……！」 ④二人の技のぶつけ合い イリナがトメラファラチコラヲに怒りを露わにしながら、聖剣グランドディスティニーを振るう。だがトメラファラチコラヲは、彼女の攻撃を払いのけることができた。 「残念ね。あなたが私の攻撃を受け止めることはできないわ」 イリナは二連続でトメラファラチコラヲに振りかかるが、彼の身をすり抜けてしまう。 「この程度が……！」 トメラファラチコラヲもまた、攻撃を仕掛けた。一瞬でイリナを取り巻く神々からの力が消え、聖剣グランドディスティニーも束の間、鈍く光るようになっていく。 「物理的な攻撃には耐性があるんじゃありませんか？　でも、それは私だけじゃないわ」 と、イリナは自身の魔力を全開にして、魔法陣を完成させた。 「ファイアボールを放つ！」 トメラファラチコラヲに向けて炎が放たれる。それは燃え盛り、黒いマントを燃やし始めた。それでもトメラファラチコラヲがイリナを攻撃することは続いていく。 「だめよ。あなたが私を倒すことはできないの」 イリナは光を放ち、トメラファラチコラヲに接触するやいなや、その身体から神々の力を奪い取った。 「力を注ぎ込んで、この戦いを終わりにしましょう」 イリナは聖剣グランドディスティニーでトメラファラチコラヲを斬り伏せ、勝負を決した。 ⑤決着 勝ち:イリナ トメラファラチコラヲの神キラー能力を使えるとはいえ、その力でイリナを倒すことはできなかった。それに対してイリナは、「全存在の運命を司る」という力をもち、トメラファラチコラヲの運命を操作することによって勝利につなげた。