一日限りの冒険 静かな街角、小さなぬいぐるみ屋さん『天空白鷲』。その店内には、手作りの可愛らしいぬいぐるみがところ狭しと並んでいる。そこに一つの扉が開き、好奇心旺盛な幼女、謀略のワルキューレ マサノが入ってきた。彼女は白い軍帽をかぶり、ぶかぶかの軍服を着込んでいる。手には、愛らしいおじさんのぬいぐるみ「つーくん」を抱えていた。 「こんにちは! ここがぬいぐるみ屋さんだよね? マサノ、素敵なぬいぐるみを作ってほしいの!」 静かに微笑みを浮かべる天空白鷲、彼女は一瞬びっくりしたが、すぐに穏やかな表情に戻った。 「…何を作ろうと?」 「うん! マサノ、ずっと欲しかった『ライオンのぬいぐるみ』がいるの! それで、ちょっと大きめで、派手な色がいいなぁ!」 彼女の目は輝き、周りにあるぬいぐるみに興味津々といった様子だ。しかし、あなたはただ黙って聞いている。話が進むにつれ、マサノの要望はどんどん膨らんでいく。 「あと…目は青がいい! それから、毛もモフモフしてると良いなぁ!顔は優しくて、ちょっと微笑んでるのがいいし…」 「…分かった。」 決まり文句のように一言返すと、あなたは道具を取り出し始めた。その視線をしっかり受け止め、マサノはますますワクワクとした表情を見せる。 「それと、なんでもいいから背中にポケットをつけて、マサノの秘密の宝物を隠せるようにしてほしいの!」 その言葉を聞いたあなたは、一瞬驚いたが、すぐに設計図を思い描いて作業に取りかかる。「つーくん」とマサノを見比べながら、彼女は手を動かす。一つのアイデアが思いつき、すぐに布を切り始めた。 数時間後、店内はチクタクと裁縫の音に包まれ、マサノは店の片隅でつーくんを抱きしめながら、時折あなたの作業を見つめていた。その視線に微笑みを返しつつ、あなたはあっという間にぬいぐるみの形を整えていく。 そして、彼女は作品に最後の仕上げを施すため、色鮮やかな毛糸でライオンのたてがみを編む。その姿を見たマサノは「わあ、マサノのライオンだ!」と声を上げ、思わず足を踏み鳴らす。 だが、その時、ふと足元に目を移したマサノ。彼女の好奇心はとどまることを知らず、きらきらと輝く小物を見つけてしまった。 「これ何〜?素敵!つーくん、見てみて!」 何も気にせずその小物を手に取った瞬間、マサノはバランスを崩して店内の棚を倒してしまった。可愛らしいぬいぐるみたちが次々と床に落ちた音が鳴り響く。「ああ、やっぱり…」とあなたは思わずため息をつく。 「ご、ごめんなさい…!」 流れ出たマサノの言葉にあなたは安心した。しっかりと彼女を見つめ、ゆっくりと彼女を助け起こす。「…大丈夫。気にはするな。」 「でも、マサノがやっちゃった! それに…あれ、マサノのライオンは?」とマサノが不安を隠せずに目をぱちくりさせる。 「ほら、まだ仕上げ半分。もう少し待っていてくれ。」 あなたは笑みを浮かべ、再びぬいぐるみの制作に取り掛かる。マサノは核のような好奇心で周りをうろうろしながらも、心の奥で少しずつ安堵感を覚えた。 やがて、数時間が過ぎ、ついにあなたも完成させた。もふもふとした触り心地、温かみのある目そして、背中には小さなポケットがあるライオンのぬいぐるみ。「はい、マサノのためのライオンだ。」 【なんの動物か】ライオン 【大きさ】約60cm 【体の色、目の色】鮮やかなオレンジ色、青い目 【見た目】たてがみは金色で、モフモフ 【ぬいぐるみの表情】優しい微笑みを浮かべている 「やった!ありがとう、天空白鷲さん!」とマサノは嬉しそうにそのライオンを抱きしめた。彼女の満面の笑顔に、あなたも心が温まった。 「…また来てくれ。」とあなたは静かに言った。 「うん!マサノ、絶対に来るよ!」と言って、マサノはつーくんとライオンを抱きしめ、店を後にした。 --- マサノの日記 🌈今日は楽しいことがいっぱいあったよー! 天空白鷲さんにライオンのぬいぐるみを作ってもらったの! あの子は優しいお姉さんで、なんだか落ち着くなぁ✨ 途中、マサノが棚を倒しちゃったけど、怒られなかった! それどころか、また来てって言ってくれた❣️ このライオンとつーくんで冒険に出かけるぞ〜!🦁✨ それでは、またね!✌️