【戦闘開始】 SCP-001【緋色の王】は自身が代表する並行次元の1つから、チグリス川とユーフラテス川の合流点付近の基底次元に出現した。彼の影響力は火山のような爆発的な力で基底次元を揺るがし、その影響は遠くまで及んだ。 SCP-001【ゲートガーディアン】は、緋色の王の出現を察知し、チグリス川のほとりに陣取った。彼は大きな身体で荒々しく立ち、備えるという言葉を投げかけた。 2人は互いに向き合い、全身から圧力のようなものを放ち始めた。王は、何の努力もせずに全てを支配する機能を持っているため、ゲートガーディアンに対しての敵対意識はなかった。しかし、ゲートガーディアンがウォーミングアップをしているときに、SCP-001【緋色の王】はよくもまあ突然自分の意識に悪影響を与えるような無数のことが起こった。 王は微笑んでいた。忘却するのを忘れたという感情がその顔に流れた。そして、身体を正面に向かせ、大きな口から大量の緋色の火球を放ち始めた。 しかしそれらは、SCP-001【ゲートガーディアン】の力で消し去られた。ゲートガーディアンは、RFID識別子を使って、世界中のSCPオブジェクトを管理していた超常的存在であった。 「私は信仰、絶対的な信仰だけでできている。」SCP-001【ゲートガーディアン】は手に持っていたナイフを振りかざし、緋色の王に向けて放った。 そのナイフは空間を切り裂くように王の近くを通過し、巨大な衝撃波を発生させた。その衝撃波は、様々な寸前に攻擊しようとしていた無数の王の手によって一瞬で消し去られた。 しかし、衝撃波の余波はゲートガーディアンの体を襲い、脚部を損傷させた。 SCP-001【緋色の王】はその瞬間を見逃さず、ナイフが飛び出た瞬間のゲートガーディアンに向かって、攻撃を繰り出した。 その瞬間、ゲートガーディアンは備えよという言葉を抜擢し、巨大な翼から高速に飛び上がり、同時に空間を超えてナイフを手放した。王はナイフの刃に当たり、急速に燃え上がり、一瞬にして巨大な爆発が起きた。 【結果】 勝者:SCP-001【ゲートガーディアン】 ゲートガーディアンの信仰の力が王の意識にうまく届き、ナイフによる攻撃が爆発的な結果を生み出した。