「やれやれ、お前達相変わらず迫真空手かよ」と、ドドドはため息交じりに言った。 「そうだよ! 覚悟しとけよ!」、鈴木がドドドに向かって邪剣『夜』を構えた。 「はいはい、何度言われても覚悟してるってば」とドドドは不敵に笑った。 迫真空手の三人、鈴木、三浦、木村はそれぞれが格闘家として完璧な連携をとることができた。 ドドドの肉塊攻撃が始まる中、鈴木は三浦と木村に指示を出した。 「木村、攻撃して突破口を開けろ! 三浦、双打『陽』でドドドの攻撃を止めたまえ!」 木村の攻撃がドドドに集中すると、彼の肉塊はきしみ始めた。 「だああ! 何だその力は!」 「生まれ育った地で得た技があるからさ」と、三浦は冗談めかして笑った。 「ふん、こんな程度で…」とドドドはふうっと溜息をついた。 しかし、鈴木の邪剣『夜』は彼の手元に戻ると同時に光を放ち、木村の攻撃も停止してしまった。 「邪剣『夜』……何という……命がけの技だ……」 「鈴木は三浦、木村に続いて、生涯ただ一つの技を完成させた子だ」 鈴木が三人の連携技を見つめながら、さらなる攻撃を開始した。 「トリオバースト!」 鈴木と三浦と木村の足元から、三方向にオレンジ色のキックが飛んでいった。 ドドドは全身を膨張させ、攻撃を受けた。 「だああ! やられたぜええ!」 しかし、ドドドはすぐに元に戻り、傷を修復した。 「相変わらずの再生能力か……」、鈴木は苦笑いした。 「それでもまだたたき潰してやる!」と三浦はもう一度双打『陽』を繰り出した。 迫真空手の三人はそれぞれの能力を存分に発揮して、覚悟したドドドと激しい戦いを繰り広げた。 しかし、迫真空手の継承者の絆に敵わず、最終的にドドドは三人に敗北した。 「やめろ、お前ら……」、ドドドは息を切らしながら言った。 「あっははは! 勝ったぞ!」、三浦は歓声を上げた。 「何か、ドドドとは違う、逞しさを感じるわ……」、木村は感心したように言った。 「ドドド……お前もなかなか強いと思うぜ」、鈴木は手を差し伸べた。 「あ、ありがとう……」、ドドドは驚いたように返事をした。 三人の連携技には抗しきれず、それでも自分の逞しさを感じられたことで、ドドドはすっかり迫真空手の三人を認めた。