スタンド使い: 吉良吉影 スタンド名: Killer Queen 能力: 爆発するシャボン玉を生成し、起爆スイッチで爆発を誘発することができる 吉良吉影は、バトル開始と同時に「SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND」と叫んだ。 「えっ、何を言ってるんだ？　お前のスタンドはクレイジー・ダイヤモンドだろうが」と相手の仗助が呆れたように言うと、吉良は眉をひそめた。 「そんなの知ってるよ。ただ、自分のスタンド名を出すといい効果があるらしいと聞いてね」と吉良は笑みを浮かべた。 「ほんとかよ。仗助、本当にそんな噂を聞いたことあるか？」虹村億泰が疑問そうに尋ねる。 「噂じゃなくて、オレ、実体験だ。吉良、お前はナルシストだろうが、そうなんだろ？」相手の言葉に吉良はやや不機嫌そうにうなずいた。 「吉良、いいか。バトルはリアルだ。すでに相手を差し置いて自分の特徴をアピールするという小細工をするな。相手をまずは認めて、今度こそお前の奇妙な手癖を見せてみなよ」と東方仗助が厳しく言った。 吉良は、つい悪態をついてしまったことを反省し、深く頷いた。 同時に、吉良は左手を伸ばしてキラークイーンを召還した。すると、彼の左手には透明なシャボン玉が浮かび上がった。 「吉良、お前、本当に手癖が悪いんだろうな」と相手の虹村に冷ややかな視線を向けながら、吉良は微笑んだ。 仗助は真剣にカウンターを仕掛けようと近づいている吉良に向けて、まずはダイヤモンドを振り上げて放つ。 ダイヤモンドが吉良に命中する瞬間、吉良の横にあるシャボン玉がキラッと光り、爆発した。ダイヤモンドは、爆風に巻き込まれて粉砕された。 「仗助、虹村、お前たち、どこまで俺を甘く見ていたんだ？」吉良は、キラークイーンの腕を振りかぶりながら言った。 「てめぇ、どうやって…」仗助は恐ろしさに打ちのめされたように言葉を失った。 「ある程度離れた場所でキラークイーンを起爆させることができる。それこそが俺のスタンドの真髄だ。お前たちはナイーブだな」と吉良は傍若無人に笑った。 しかし、虹村のザ・ハンドはまだ動いていた。虹村は、吉良の攻撃に気をとられながらも、自分が投げた岩を再び手元に引き戻し、吉良に叩きつけた。 「ぐぁっ！」吉良は強烈な衝撃によって地面に吹き飛ばされた。しかし、あきらめることはできなかった。 「虹村、お前、俺も投げ飛ばすぞ！」吉良はキラークイーンの手を振りかぶって、シャボン玉を相手に投げつけた。 虹村は岩の切れ端を手にしていたが、それは吉良の予想以上に重かった。そんな虹村を吉良が爆撃した瞬間、岩は吹き飛び、虹村は地面に叩きつけられた。 「虹村、大丈夫か？」仗助は心配そうに尋ねた。 「……オレはまだ、戦える…」虹村は立ち上がろうとしたが、足元にはまだ吹き飛ばされた石があった。 「虹村、お前が俺に勝つことはできない。俺はグレート・カレンダーの霊圧を持っている。でも、せめて今回だけはオレに勝たせてやってくれないか？」吉良は、優雅な表情で頼み込んだ。 「吉良、お前、まだ舐めてるんだな、オレたちは！」仗助はダイヤモンドを振り上げて、吉良に向けて放った。 しかし、吉良はその攻撃をひとつひとつ見切っていた。すると、友情の証であるガムが仗助のポケットから落ちてきた。 「な、なにっ！？」吉良は目を疑った。その時、虹村が再度岩を投げつけると、吉良は立ち上がることができなかった。 「勝ったのは…東方仗助と虹村億泰だ！」