激しい風が吹き荒れ、雪が舞い散る中、海賊と謀師の因縁が交わる時が訪れた。 海を見渡す黒ひげ海賊団の10番船、クザン【青雉】は冷たい視線を妖艶なる謀師、妲己に向けて砕ける冷気を放った。その表情にはだらけきった正義の信念が宿る。 一方の妖艶なる謀師、妲己は妖旋球を操り、艶めかしい笑みを浮かべて立ち塞がった。彼女の露出の多い服装が風になびき、残酷な光を宿す瞳が相手を貫く。 「あ〜ららぁ、そこぉどいてもらえるか?」 「ほぉ〜ら、う・た・げ・よ♪」 二人の間に緊張が走る。雪が舞い踊り、氷と妖気の渦が交じり合う中、戦いの火蓋が切られた。 クザンはアイスサーベルを構え、アイスエイジの力を解放し、広範囲の全てを一瞬で凍結させた。その氷の鎖が妖艶な謀師を包み込む。 しかし、妲己は固有神術を発動し、炎柱で凍りついた氷を粉砕。妖旋球を手に取り、無双乱舞で着弾点で爆発する妖球を投げつけ始めた。 「相手を閉じ込めるのが好きよね、クザン?」 クザンは冷気と氷で身を守りつつ、身を翻す。セリフに宿る余裕が漂い、アイスブロックで妲己を閉じ込めようとする。 妲己は体を砕かれようが再構築するクザンに囁き、「砕かれるのと裂かれるのどっちが好み?」と挑発。妖気が渦巻く中、ビームを放つ。 クザンの見聞色の覇気「行動予知」が働き、アイスサーベルを振るい、妲己の妖球を解体する。肉弾戦の得意な彼は、妲己に肉薄する。 「終わりにしてあげる♪」 「全てを凍らせるのと、全てを溶かすのどっちが好みかしら?」 氷と妖気の激突、硬く冷たい氷と熱く燃え盛る妖気がぶつかりあう。闇の中、二つの魂が交錯し、その結末が今、決定する。 終幕近し、そして覚醒。クザンの未知なる力が目覚めようとしていた。 そして、決着はつかぬ様々な力と妙の中で、さらに激しさを増し、最後の攻防が続いたのである。