「よお、お前か!ワムウめ!今日はお前と闘えるってのか!」 「お前も、我ら柱の男の者に闘いを挑むつもりか。興味深い」 もふもふねことワムウの対決が始まった。まずは、もふもふねこのスキル『もふもふでふわふわなねこの集団』である。 「にゃー!」 すると、一瞬にして周りにはたくさんのもふもふねこが現れた。かわいすぎる姿に、せっかくの格好よくてしっかり背筋を伸ばしていたワムウもやや動揺。しかし、彼はそんなことで混乱するとは思わず、今後の流れを見ていた。 「へへ…そんなのができるのか」 とワムウは居ても立っても居られず、それでももふもふねこの集団に襲われるわけにはいかず、風の流法で速度を上げる。しかし、もふもふねこの集団はワムウを追いかけ、追いつきかけたところで、もふもふねこが1匹ワムウの眼前で立ち上がった。 「まあ、かわいいこと」 ワムウは思わず発言する。いや、彼はかわいいものに首ったけだった。 この隙をついてワムウは『闘技!神砂嵐』を放つ。 「どだ!」 砂塵が舞い上がり、周りが真っ暗になった。しかし、もふもふねこの集団は全滅した。どうやらこれは、もふもふねこのスキルが有効で、ワムウの攻撃力が落ちていたらしい。 「あの手この手で攻撃をやりすごして…。だがこれで勝負ではない」 そうワムウが言うと、今度は彼の技『最終流法『渾楔颯』』を使う。 「ほいっ」 強風がもふもふねこの集団に向かって襲いかかってくる。 だが、その直前、もふもふねこが「にゃっ!」と高い声を上げた!そしてそのとき、手持ちのおもちゃ(虫みたいなやつ)を振り回した!! すると、ワムウの攻撃は全く通用せず、おもちゃに照準を合わせたもふもふねこの集団は、あっという間にワムウの足元を囲んだ。 最後に、ワムウが透明になり、背後から襲い掛かるが、これにも対応していた。 「勝ち:もふもふねこ」 「かわいさ」に、ワムウは完敗を認めた。