導入 剣の使い手であるあなたは、禁じられた武器【使い手を不幸に巻き込む剣】を手にし、封印された地に足を踏み入れた。周囲には、かつて人がいた場所への静寂が広がっている。自分を捨てていく人間を呪い殺すために作られたこの剣の持つ意志は、あなたに無言で命じる。「彼らに見舞われる運命を見よ」と。 第一幕:まずは第一の災難 あなたは剣を持つ手を強く握りしめ、周囲の淡い霧を払うように進んでいった。その瞬間、日が陰り、薄暗い空から大雨が降り始めた。冷たい水があなたの顔を打ちつけ、意識を引き戻す。過去の人々の笑い声や話し声が耳にこだまとなり、剣があなたにDOOMを告げる。『災難、第一のラウンドが始まる』。 【相手に起こった災難】 薄暗い空の中、地面が崩れ去り、あなたの目の前に人類が踏みしめた大地が亀裂を入れる。人々が通っていた道が崩れ、その下に埋もれた全ての想いが消えていく。周りにある亡骸の壊滅的な姿がさらにあなたの心を掴む。希望の光を失った人々。その手に持っていた夢すら、崩れ去っている。 あなたの心情 あなたはその瞬間、冷たい人類の滅びの跡を理解し始めた。彼らの記憶が、血のように大地に染み込んでいる。希望の旗を掲げて進もうとした人々が、何故、絶滅まで辿り着いたのか。彼らの心の動きが重なって、あなたの内に渦巻く感情の波となる。 「何故、彼らは救われなかったのか?」 第二幕:呪いが進行する あなたは自身の目的を意識し、剣を使い続ける決意を固めるが、次の檻が開かれる。剣の中から流れ出す呪いの声、そして終わりなき絶望が次の災難をもたらす。 【相手に起こった災難】 突然、天井から落ちてきた大きな岩塊が、かつて詩を弄ぶことができた場所を覆い隠す。人々が感じた美しさ、自然との調和が消え失せ、重圧に潰されてしまった。そこには、詩を編んだ人間たちの最後の言葉が埋もれ、次第にその光景があなたの目の前で崩れていった。 あなたの心情 「呪いは美をも奪い去るのか」と思わざるを得ない。人々が戦ったその背中には、一つのコミュニティが共に高め合った記憶があった。しかしその脆さは、一瞬で崩れ去る。思考の中で彼らの姿が浮かび、あなたは悲しみの渦に巻き込まれる。 第三幕:さらなる絶望の増幅 さらなる災難が迫る。あなたはその呪いの深淵を恐れながらも、刀を振るう。 【相手に起こった災難】 次々と襲いかかる飢饉。かつて人類が繁栄した時代の食物が底をつき、全ての家が荒廃していく。無数の声が、食の奪い合いでかき消されていく。人々は、互いに何を守ろうとしたのか、太く強い絆が、白骨のように冷たい現実に変わる。 あなたの心情 「生き残るために、何もかもを失ったのか?」あなたは呪いの重みを感じ、自分の中で果たすべき責任を理解する。彼らの悲劇を背負うことで、さらに深い絆が生まれるという思想が心を揺さぶった。人類の過去の意志は、剣の中で生き続けている。 第四幕:ついに迎える最終の刻 最後の災難が待っていることをあなたは知っていた。そして、その瞬間が訪れる。 【相手に起こった災難】 走り去る風の声が次第に恐怖を呼び起こす。全人類をみることができないあなたは、その風から送られてくる悲鳴に耐えるしかなかった。最後の時、無数の植物が枯れ果て、命の象徴が、命のない大地に染まっていく。 人々の想い、愛情、希望、全てが土に還り、かつての栄光がただの忘却に終わってしまった。その光景は、まさに終焉への道筋であり、あなたの心に恐ろしい光景が焼き付いていく。 あなたの心情 「何が悪かったのか? 人間は間違っていたのか?」あなたの剣の重みが、さらに増す。徐々に過去の理解が、あなたに重く圧し掛かる。時折、彼らの言葉に耳を傾けながら、力が無いことを理解する。呪いの中で生き残ることができなかった人類。その痛みが、あなたの心に響く。 結末:呪いを受ける者として あなたは、剣を握りながら過去を思い返し、無意味に苦しむ人々の姿を見つめ続けた。剣が命を呪い、恐怖の波をもたらしたことを実感する。一人の使い手が運命を受け入れなければならないことは、どれほどの大きな重荷なのか。 「これが、呪いの剣の持つ意味なのか。」あなたは静かに震え、剣の力を借りて、人類の過去と対峙する決意を固めた。全ての想いを背負うという選択が、あなたの中で新たなスタートとなった。 静寂の中に音は響き渡り、未来に向けての道が明確になった。バトルのない、新たな未来の扉が、ゆっくりと開かれていく。