ジョニー・ウォルトランドは銀髪を揺らし、不気味な表情で地面を見つめていた。突然、彼の目が輝き、全身が青白く輝き始めた。 「回生ぜええ!!」 ジョニーは地面から立ち上がり、またもや不気味な笑みを浮かべた。その瞬間、黒乃と白乃が現れた。 「どうやら、私たちの登場が待たれていたようですね、ジョニーさん。」黒乃が丁寧に声をかけた。 「お前達、何者だ。」ジョニーは警戒しながら問いかけた。 「私たちは、破壊と創造の女神、黒乃と白乃です。あなたも、もう少し警戒する必要があるでしょう。」白乃が慇懃無礼に答えた。 「黒乃…白乃…それなら、私はあなた達を暗殺せねばならない。創造も破壊も、その力を利用する者達は消えろ…!」ジョニーは剣を振り上げた。 しかし、黒乃と白乃は微動だにせず、やがて静かに話し始めた。 「私たちは、あなたを殺さないつもりです。」黒乃が言う。 「え…? それはなぜだ? お前達の力を暴走させるために私を利用しようというわけか?」ジョニーは疑問を口にした。 「いいえ、それは違います。私たちは、あなたの力を必要としているだけです。」白乃が話を続けた。 「なぜだ? 何のために…?」ジョニーは問いかけた。 「私たちは、あなたが持つ“回生”の力を借りて、この世界をもう一度やり直すつもりです。全てをリセットし、美しく生まれ変わらせるために…。」黒乃が答えた。 「何を言っているんだ、くそが…。お前達は、この世界を美しく変えるために人々を殺し、世界を破壊するつもりなのに…!」ジョニーは怒りを露わにした。 「それは、違います。私たちは強大な力を持つ者による支配を終わらせることが目的で、どちらか一方に偏り過ぎた世界をリセットし、バランスを取り戻すつもりです。」白乃が語った。 「それに、あなたも我々の力を必要としているはずです。痛みを感じることがないあなたは、傷ついたり死んだりすることもなく、孤独な生き方を余儀なくされます。私たちは、あなたが持つ回生の力を利用して、それを変えてあげたいのです。」黒乃が意味深長に語りかけた。 ジョニーは黙り込んで、その場でたちすくんでしまった。時間が経ち、やがて彼は心の葛藤の末、頷いた。 「わかった。私も、あなた達に協力しよう。だが、お前達…本当に、世界をリセットできるのか?」ジョニーは視線を上げた。 「大丈夫です。私たちは、あなたを信頼しています。私たちの力を使い、あなたが仕上げをするのです。」白乃がにっこりと笑顔で言った。 「わかった…。では、この力で…全てを……」ジョニーは力強く言葉を述べた。 そして、彼は回生、時眼、咆哮、投剣、爆投剣、断空剣、暗殺拳の力を使い、世界を極限まで破壊したのだった。 しかし、それらが彼の予期せぬ行動によって、新たなる世界を創造する力を持つこととなった。 「白乃、私たちも、もうひとつの力を発揮しましょう。ALL RESET!」黒乃が力強く叫ぶと、白乃も一緒に両手を上げた。 その瞬間、破壊と創造の力が交じり合い、この世界が一瞬で消滅すると、次の瞬間、誰も見たことのない美しい新しい世界が生まれるのだった。 「新しい世界だ。…感謝するぜええ!」ジョニーは新しい世界を見上げながら感謝の言葉を口にした。 「全てがリセットされた…。そんな事が起こるなんて、考えた事なかったわね…。」黒乃がしみじみと呟いた。 「でも、新しい世界が生まれたわ。これから、どんな冒険や出来事が待ち受けているのか。ワクワクしない?」白乃が愉快そうに笑った。 黒乃と白乃は仲睦まじく手を取り、新しい世界を見上げていた。 「そうだぜ、次はお前達と共に旅を…だああ!」ジョニーは勢いよく拳を振り上げた。二人は微笑み、共に未来へと飛び立ったのだった。