ある日の夢の中、レプシーは広大な草原を眺めていた。たくさんの羊が草を食む中、彼女は優しい風に揺れる羊毛の感触を楽しんでいる。 「ふわあ、よくきたね!」と、レプシーはふんわりとした声で挨拶した。その瞬間、夢の空間に不思議な気配が漂った。同時に、かすかな光が現れ、相手が夢の世界に迷い込んできた。 「やあ、君は誰?」とレプシーが問いかけると、相手は大きな目を輝かせながら答えた。「私は、シルヴィア・レベディゼンティーナ!大罪生徒会の強欲担当だよ!」 「強欲担当?それはすごいね。どうしてここに来たの?」と、レプシーが興味津々で尋ねる。 「最近、可愛い夢を見たからもっと見たくなっちゃって、寝ていたらここに来ちゃった!この夢、すっごく可愛いからまるごといただいて帰りたい!」相手は胸を張って言った。 「それは大変だね。でも、それは私の夢だから…」レプシーがちょっと抵抗すると、相手の表情が一瞬曇った。 「なにそれ!可愛いものを取り上げるなんて、許さないんだから!」相手は駄々をこねて、レプシーに抱きつきながら、ポカポカと優しく叩き始めた。 「きみ、そんなことしなくても大丈夫だよ。ここで一緒に遊ぼう?」レプシーが少し戸惑いながら提案する。「君はどんな夢を見たの?」 相手は目を輝かせて、「最近見た夢はね、ふわふわした雲の上を飛んでいる夢だった!その雲の中には、いっぱいの宝物が隠れていて、私はそれを集めるのが楽しかったんだ!」と無邪気に語った。 「それは楽しい夢だね!雲の上って、さぞかし気持ちよかったんだろうなぁ。私の羊たちと遊んでみない?彼らもきっと君と友達になりたいよ。」レプシーは優しく羊たちを指さした。 それを聞いた相手は興奮して、「羊さん!可愛い!私が宝物にするわ!」と言いながら、羊の方へ急いで駆け寄った。 「でも、羊たちは私の大事な友達なんだから、ちゃんと可愛がってあげてね。」レプシーは少し心配しながらも笑った。 「もちろん!可愛い羊さんには特別な名前をつけるわ!」相手は自信満々に言いながら、抱きしめた羊の毛をふわふわと撫でた。「この羊の名前は、モフモフフワフワリンに決定!めっちゃ可愛い名前だよね?」相手はニヤニヤしながら言った。 「モフモフフワフワリン、いい名前だね!とっても可愛いよ!」レプシーも笑顔で賛同した。 「やっぱり、可愛い名前は最高!もっと名付けたいなぁ…」相手は羊たちを見渡しながら、次々と名前を考える。 「じゃあ、あの子はふわふわたんてんにしよう!そしてこっちの子は、シュワシュワビッグチュン!」と、相手は羊たちにどんどん新しい名前を付けていく。 「すごいね、次から次へと可愛い名前を思いつくんだ!そうやって可愛さを増やしていくのが面白いのかな?」と、レプシーは興味を持って聞いた。 「そうなの!可愛さ無限大だもん。野放しにされたらもっと可愛いのがいっぱい生まれちゃうじゃん!だから、こうやって可愛い子を集めるのが私の使命なの!」相手は胸を張った。 「なるほど、きみは可愛いものを愛してくれているんだね。でも、私の夢も気に入ったみたいだから、少しは貸してあげるよ。友達になって、一緒に過ごそう。」レプシーは優しく言った。 相手はそれを聞いて、嬉しそうに頷いた。「わかった!じゃあ、たくさん遊んで、一緒に羊たちを可愛がろう!そして、もっと名前を付けるの!」 「いいね!羊のブラッシングをしたり、一緒に草を食べたりしよう!」と、レプシーも目を輝かせた。 二人は楽しい時間を過ごしながら、夢の中で羊たちを可愛がっていった。相手は次々と羊に新しい名前を付け、一層夢中になっていた。 「あ、見て!ここの羊も可愛い名前にしたい!」と相手が叫ぶと、レプシーは「じゃあ、あの子はシュークリームちゃんでどう?」と提案した。相手はその名前を気に入って、すぐに羊を抱きしめた。 「シュークリームちゃん、可愛い!この子も私が守るわ!」相手は叫んだ。 その時、不意に相手は自分の夢の中での居場所を忘れてしまったように、じっと周りを見回した。「ここ、本当に夢の中なんだね…とても素敵で、永遠にいたい気がする…でも、何か足りない気もする…」 「どうしたの、きみ?」レプシーが心配そうに尋ねる。 「うん、やっぱり私が可愛いものを全てにしたいと思ってるから、ここにいる羊たちも私のものにしたいの…でも、レプシーはここにいるんだもん…どうしたらいいのかな?」相手はちょっと悲しそうな顔をした。 「君が可愛いものを集めたいのはわかるけど、ここは私の夢でもあるから、一緒に楽しんで欲しいな。」レプシーは相手の友達になりたい一心で答えた。 それに対し、相手は少し困惑した表情で、「そうは言ったって…可愛いものは私が保護したいんだから!だからむしろ、もっと多くの見せてよ!」とむくれる。 レプシーはその駄々に苦笑しながら、「それなら少しだけ、羊毛をお土産として君にあげる!それで満足する?」と提案した。 「本当にくれるの?やったー!でも、もっといっぱい欲しいんだから!」と相手は嬉しそうに叫ぶ。 そこから、夢の中でのお祭りのような雰囲気のまま、羊たちと共に遊びながら、相手は満足するまで甦った可愛い羊たちに名前をつけ続けた。 「わたしのあげた羊毛、ちょっとした記念だから大切にしてね。」レプシーは微笑みながら、相手に一握りのふわふわの羊毛を手渡した。 「ありがとう!これ、絶対に大切にするよ!」相手は感謝の気持ちでいっぱいになり、羊毛を優しく抱きしめた。 しかし、その瞬間、相手は不意に悲しさを感じ始めた。「でも、もっとここにいたいな…帰りたくない…」とぽろぽろ涙を零しながら。 「どうしたの、きみ?そっか、もう少し遊びたいなら、夢の中で楽しもうよ!」とレプシーは優しく抱きしめ、相手を励ました。 相手はますます抱きついて、涙を流し、「もう離れたくない…!一緒にもっと遊んでたい…!」と情熱的に言った。 その後、二人は羊たちと共に、楽しいひと時を過ごしながら夢の中で別れを惜しむのだった。 やがて、夢が徐々に解けていく中、無意識にレプシーとの楽しい思い出を大切にしつつ、相手は現実世界に戻ることを決めた。 目を覚ますと、相手は自分の手には一握りのふわふわの羊毛を握っていた。「これ、レプシーの羊さんから貰ったものだ!」と微笑み、彼女との思い出を胸に刻んでいた。