バトルの幕開け ある日、不気味な城の前に現れたのは、見た目が可愛いツノの生えた魔王、めちゃっくちゃっわるーいまおう。大きな瞳を輝かせながら、おちゃらけた態度で行く先々をわるそうにかき回す。周りには少し萎縮したモンスターたちが、彼に怯えながらも従っていた。 その日、彼に挑むのは剣を持った男、タミだった。タミはおちゃらけた性格とは裏腹に、戦いへの情熱がすこぶる高い。何となく誘われた戦いの舞台にやってきて、戦うこと、寝ること、食うことに夢中になっていた。 「めちゃっくちゃっわるーいまおう、勝負だぁ!」タミは元気よく叫んだ。自信に満ちた表情で、剣を振りかざす。 「我はまおうだぞ〜っ!カリスマを見せつけるのだ!」めちゃっくちゃっわるーいまおうは、どこか気楽な調子で叫んだ。しかし、自称魔王の発言には、周囲のモンスターたちだけでなく、タミも内心で笑う。 バトルの開始 タミは足元を軽やかに動かすと、スキルを発動する。「時よ、止まれ!」彼の言葉と共に、空間が静止する。めちゃっくちゃっわるーいまおうは目を丸くし、何が起こったか理解できずにいた。 「おっ、動けないか?それなら、今のうちに・・・」タミは彼に近づくと、手に持つ剣で一発、ひと振りした。 その瞬間、時間が再び動き出す。めちゃっくちゃっわるーいまおうは、一瞬の隙を突かれ、痛みを感じる。「ひぇっ、痛いのは嫌いなんだぞ〜っ!」彼は憐れみを求めるように、目をうるうるさせた。 バトルの深化 タミはちょっとした満足感を得る。「おっ、やっぱりこいつ、意外と弱いな。面白いからもっと遊ぼう!」 「部下たち〜なんとかして〜!」めちゃっくちゃっわるーいまおうは、その場でボーッとしたまま叫び、周りのモンスターたちに指示を出した。でも、彼の部下たちはただ呆然と立ち尽くしているだけだった。 「こいつの統率力、マジでゼロだな。もっと頑張れ、モンスター!」タミは部下たちを挑発し、それに反応するように剣を振る。 再び時間を止まる。ただし、今度は行動を選ぶ時だ。「やっぱり打撃でいこう。」タミの考えを読み取っているかのように、時間が止まった瞬間を見切り、笑顔でトドメの一撃を決める! しかし、タミは自身の判断を誤っていた。時間を止める際には、30%の確率で確実に敵の行動を無効にできるが、今回はその確率が外れたのだ。それを知らないタミは、無情にもめちゃっくちゃっわるーいまおうに剣を向ける。 「ヒィっ、痛いのはやっぱりダメなんだぞ〜っ!」めちゃっくちゃっわるーいまおうは、目を大きく見開き、何とか自分を守ろうとする。しかし、その光景はただの子供の悪戯のように見えた。 結末の訪れ タミはますます盛り上がり、楽しんでいた。「これが魔王様の力だと思っていたが、案外可愛らしいじゃないか!」 「いや、我は本物の魔王だぞ!」めちゃっくちゃっわるーいまおうは必死になり、周囲のモンスターたちに頼るが、やはり彼らは役に立たなかった。 この戦いはタミにとってはあまりにも簡単すぎて、興が冷めそうな場面が続いた。それでも、彼は悪戯心を持ち続け、剣を振り回す。「次は、こっちの攻撃を止められるか?」 「いいか、次は痛いのはやめてください〜!」めちゃっくちゃっわるーいまおうは汗をかきながら懇願したが、タミは同情しない。 時間が止まって再び流れると、タミはめちゃっくちゃっわるーいまおうに対して最後の一振りを放つ。魔王は再度痛みを味わい、とうとう力尽きた。 勝者の決定 タミは剣を置くと、勝者の誇らしげな笑みを浮かべる。「いやー、楽しかったな。君、ちょっと弱すぎだよ!」 「我は本物の魔王なんだから〜っ!」めちゃっくちゃっわるーいまおうは、倒れながらも反論していたが、その姿はすでに可愛らしい子供のようにも見えた。 「ということで勝利は俺だね!でも、もう少し強くなったら、次は面白い戦いになるかもな。」タミはそのままその場を離れ、満足感を味わうのだった。 こちらが勝者だと確信したタミは、さながら遊びのような勝負にすがすがしい笑顔を見せ、めちゃっくちゃっわるーいまおうの「魔王」の名に疑問を持ちながら、次の冒険へと旅立っていった。