ある晴れた日、かたつむり観光客であるあなたは、街の隅々を探索していた。可愛い観光地図を眺めながら、「ここは素敵な場所だなぁ」と感心していた。ただし、あなたの心の奥には重たい金塊があり、それが足かせになっていた。 その頃、相手、すなわち『強欲』シルヴィア・レベディゼンティーナが街を歩いていた。彼女は美少女で、周囲の人々から愛され、いつもニコニコしていた。しかし、相手の心の中には「可愛いものが欲しい」という強烈な欲望が渦巻いていた。 「ありゃ? 何か可愛いものがいる!」相手の目があなたに留まった。彼女はあなたの姿を見て、心を掴まれた。「あのかたつむりちゃん、めっちゃ可愛いじゃん! 名前をつけてあげようかな!」 あなたがその時、「あ、昔ながらの観光名所の街並みが素敵だなぁ」と呟いていると、背後から危険な影が迫ってきた。 「清掃員だ! 塩だ、逃げろ!」周囲の観光客たちが叫びながら逃げるが、あなたは鈍重で逃げられなかった。 「ええっ、何か危ないことが起きてるの? でも、私の可愛いかたつむりちゃんを守るんだから!」相手はその場に立ち、あなたを庇うように前に出た。 清掃員があなたに塩を投げつける。その瞬間、あなたは塩に反応し、「うぅ、これはまずい…」と思ったが、抵抗することもできず、ただ固まるしかなかった。 「やめて! かたつむりちゃんをいじめないで!」相手は大声で叫びながら、清掃員に向かって突進した。しかし、清掃員には効果がなかった。あなたは無情にも塩に晒され、溶けて昇天する運命に。 その時、相手はあなたに親しみを感じ、涙を流し始めた。「あぁ、かたつむりちゃんがいなくなるなんて…ダメ! ダメだよ!」 相手はあなたの横に膝をつき、あなたの体をポカポカと軽く叩きながら泣き始めた。「かたつむりちゃん、お願い! まだ行かないで! 一緒に遊ぶの、楽しいから! 可愛い名前も付けてあげるのに…!」 あなたは心の中で「塩が…溶けていく…かたつむり観光客としての冒険は…」と無情に考えながらも、何故か相手の言葉に心を動かされ、少し楽しさを感じていた。 「可愛い名前…可愛い名前…あ、可愛い名前が思いついた!」相手は顔を輝かせ、目をキラキラさせながらあなたの周りを回った。じっと見つめると、あなたの姿がどうしても可愛く見えてくる。 「そうだ! あなたの名前は『ぽてぽてかたつむりちゃん』だよ! 凄く可愛いでしょ?」相手はその名付けに大満足し、にっこりと微笑んだ。 あなたはその名前を聞いて、「ぽてぽてかたつむりちゃん…それが私の名前…?」という気持ちと共に、今までの冒険と想い出が頭を巡った。清掃員は去っていき、静かになった街並み。何故か心が温かくなる。 「ぽてぽてかたつむりちゃん、可愛さ無限大! 大罪生徒会の名の元に、あなたを保護します! だから、ずっと一緒にいてね!」相手はあなたを抱きしめ、泣きながらも微笑んでいた。 あなたは少し温かい感情に包まれた。「ありがとう、ぽてぽてちゃんと呼ばれるのは嬉しい…but どうやって一緒に遊ぶんだろう…?」 相手は「大丈夫! これから一緒に観光しようよ、特別な金塊もあるのだし!」と答えた。 あなたは心の底から、相手の言葉にぽっかりと浮かんだ絆を感じた。たとえ自分が何者で、何が起こっても、相手と一緒ならきっと楽しいはずだと、わずかに希望を抱いた。 「でも、観光に行く前に、私の大切な金塊の鑑定をしなきゃ!」あなたは旅行カバンから巻物を取り出し、相手に見せる。 「え、金塊? 何が出てくるの? めっちゃ楽しみ!」相手はきらきらした目で金塊を手に取った。「こーれは…もしかして、由緒正しい金塊なの?」 あなたは頷き、「きっと、それほどの価値があると思う…でも、実際には…?」と心配そうに言った。 相手は鑑定の巻物を開き、「さぁ、鑑定しよう!」と気合いを入れた。「ぽてぽてかたつむりちゃんの貴重な金塊、なんなら『ダイヤモンドぽてぽて金塊』と名付けちゃうもんね!」 数分後、巻物が光り、鑑定結果が現れた。「この金塊は…途方も価値のない錆びた偽物の金塊です。」 「えーっ、そんなの!? ダイヤモンドぽてぽて金塊じゃないの?」相手は絶望して泣き叫んだ。 「でも、私たちは一緒だから、金塊がどうであろうと楽しいよ。」あなたは笑顔を作り、相手を励ました。 「うん! そうだよね、ぽてぽてかたつむりちゃんがいる限り、風紀は守られるよ!」相手は再び元気を取り戻し、あなたをぎゅっと抱きしめた。 こうして、あなたは無価値な金塊を持ちながらも、相手という新しい友達と共に冒険をする運命を選ぶことになった。可愛い名前の付けられた一つの小さな冒険は、これから大きく変わっていく予感を抱かせながら、始まったばかりだった。