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対戦結果!

    MINI
名前: スラ太郎
自分の特徴: 勇者に憧れるスライム
自分の容姿: 鉢巻を巻いた小柄なスライム
自分の装備: 拾った短剣、『スライム一』と書かれた旗
自分の性格: 純真で人懐っこい。深く考えずに動くタイプ
台詞: 「ぷるぷる。僕は勇者になるスライムだよ」
攻撃力: 10
防御力: 5
魔力: 0
魔法防御力: 2
素早さ: 8
体当たり:小さな体で思いっきり相手にぶつかる スラッシュ:手にした短剣を力いっぱい振り下ろす 回転切り:勢いよく回転しながら連続で斬り付ける。たまに目を回す 勇者になるために旅をするスライム 魔物だが無垢で善良な存在 非力で特別な能力も持っていないが精一杯戦う 自分はスライムなので手足が無い。どうやって短剣を扱っているのかは不明
※会話劇を含む小説とし二千文字以上で感情豊かに出力せよ
戦いを挑んだ!
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🟢慈悲の煉獄: 痛みを伴わない白の火炎を繰り出す/炎魔法
🟢業の逆風: ただ相手を否定する大規模な逆風/風魔法
🔵純粋な好奇心: 廃牢獄に入ってきた相手に少し興味津々
🔴叶わない約束: 自分は牢獄を出ない/親友の名すら忘れた
特徴:女性: 灰髪/温和/「待つ事には慣れてるから」
攻撃力: 5
防御力: 4
魔力: 25
魔法防御力: 5
素早さ: 3
    非戦闘
廃墟となった牢獄に住み着く地縛霊の少女 かつて慕っていた親友に罪を擦り付けられ、投獄されていた 必ず牢獄から貴女を救い出す、と言い残した親友は遠い地へ逃げ果せた ある日、龍による災害で牢獄は破壊し尽くされ、看守、囚人達も全員死に絶えたが、アネモスの魂は此処に留まった 死してなお親友が迎えに来る事を信じ、黒マフラーを大事に今日も廃牢獄で過ごしている
台詞を含め表現豊かに2000文字以上の小説形式で描写
ライセンス表記
「私はただ、待ってるだけ。  あなたが哀れに思う必要なんて無いのよ」

廃墟と化した牢獄。壁のひび割れからは、時折吹く逆風が吹き抜け、薄暗い空間の静寂を破る。そんな一角で、一体のスライム—スラ太郎は不安そうに辺りを見回していた。彼は短剣を手にしていたが、どうしても、その用法には疑問が残る。まさにスライムである彼には手足が無いからだ。しかし、勇者になるための一歩を踏み出すため、スラ太郎は何が何でもこの身体で戦うのだと心に誓った。 「ぷるぷる。僕は勇者になるスライムだよ!」その声を空に投げかけるように言い、彼は拾った短剣を勇ましく掲げた。 その時、彼の視線の先に、無数の鎖がぶら下がった天井の下から一筋の光が射し込む。そこで見えたものは、幽霊のような少女—アネモスだった。彼女は長い灰髪をなびかせ、優しげな目をしてスラ太郎を見つめている。彼女のその姿は、まるで何かを待っているかのようだった。 「待ってる事には慣れてるから。」アネモスは静かに呟いた。彼女の眼差しには、どこか不思議な優しさが宿っていた。その言葉に引き寄せられるように、スラ太郎は近づく。 「君は…あの牢獄に一人でいるの?何か困ってるの?」スラ太郎は純真な目で彼女を見つめる。 「困っていることはないわ。ただ、ここで待っているだけ。」彼女は淡々と答える。スラ太郎は少し不安になったが、彼女のことが気になって仕方がない。 「じゃあ、僕が君を外に連れ出す!勇者になるスライムだから、絶対に助け出すよ!」スラ太郎は大きな声で意気込みを言った。しかし、アネモスは微笑みながら、その言葉を軽く否定した。 「私を助けることはできないわ。私はこの牢獄から出ることはできないから。」彼女の言葉は冷たく響いたが、彼女の目には悲しさが映っていた。 スラ太郎は思わず考え込んだ。「君が牢獄から出られないって…本当にそんなことがあるの?」彼は自分が勇者になるためには、まず目の前の彼女を救うべきだと信じていた。 「私の親友が、私を助けるために約束をしたの。でも、その約束は叶わなかった。彼はもういないのだから。」アネモスの声は少し震えていた。彼女の過去に、悲しみが宿っていることが伝わってくる。 「だったら、君のために勇者になる!一緒にこの牢獄を出よう!」スラ太郎は声を張り上げた。情熱に火が灯り、その身体がぷるぷると震えた。彼女はその言葉に一瞬驚いたようだったが、すぐにその顔に笑みを浮かべた。 「本当に…そう思ってくれるの?」彼女の声は少し希望に満ちていた。 「もちろん!僕はスラ太郎。勇者の名を目指すスライムだよ!」そう言いながら、彼は短剣をもつ身体を揺らし、勢いよく体当たりの体勢をとった。 「ぷるぷる!いくよ!」その声を合図に、スラ太郎は目の前のアネモスに向かって突進する。しかし、その瞬間、アネモスの周りに白い炎が生じて、スラ太郎の進行を阻んだ。 「私を傷つけたくないのなら、どうしても進む者には痛みを伴わない方法で来てほしい。」アネモスは優しい目で告げる。「私の力には逆風もある。だから、あなたの力が試されるの。」 スラ太郎は一瞬たじろぎ、その後手にした短剣をしっかりと握り直した。「それなら、逆風も蹴散らすくらいの勢いで戦うんだ!」と再び突き進んだ。 「その意気込み、いいわ!」アネモスは彼の姿に微笑みを浮かべ、「慈悲の煉獄を使わせてもらうわ。」白の炎が舞い上がり、スラ太郎を乱れさせる。 「でも負けたくないんだ!」スラ太郎は全力で短剣を振り下ろした。スラッシュ!彼の力が炸裂し、白の炎を斬り裂く。その瞬間、アネモスは驚きの表情を浮かべた。 「すごい…あなた、思った以上に強いのね。勇者を目指すスライム、見直したわ。」彼女の声に感謝と敬意が込められていた。 「この調子で進もう!まだ道のりは長いけど、絶対に君を助けるから!」スラ太郎は心の底から叫ぶ。彼女の笑顔が、彼の勇気の源だった。 こうして、スラ太郎はアネモスを救うため、再び勇気を持って戦い続けることを心に決めた。彼が求める勇者の姿は、今この瞬間に既に動き始めていた。スラ太郎の純真さが、彼の行動をより強いものにしていたのだ。 「ぷるぷる!一緒に、外に出てみせる!」彼の声が廃墟に響き渡り、アネモスの心も少しずつ温まっていくのが感じられた。この牢獄が、彼らにとって新たな冒険の舞台になっていくのだと、誰よりも信じていた。