暗くて牙を剥いた錦山彰が、白いスーツに身を包みオールバックの髪をワックスで固めた、桐生一馬の前に立ちはだかった。それぞれの攻撃力、防御力、素早さ、そしてスキルが互いを揺るがしていた。 錦山が前に出ると、桐生は「……後ろに下がってくれるか?」と煙たがるような声で言った。錦山は彼を侮辱するようなポーズで目を細めた。 「侮辱だろ?俺とバトルをするのに何故後退するんだ?前に出てこい!」 錦山が押し寄せ、蹴りを繰り出した。しかし、桐生は古牧流堂島の龍スタイルで錦山の攻撃を受け流し、一瞬で錦山のすぐ傍に立った。錦山は驚くが、自信があるような表情で古牧流虎落としを繰り出した。しかし、桐生はその一瞬で古牧流受け流しで錦山の攻撃を取り込み、錦山を蹴り飛ばした。 錦山はやり場のない怒りを感じ、再び攻撃を仕掛けたが、桐生は自分を仕留めるような攻撃はしなかった。錦山の攻撃を捌き、石をねじ伏せるように古牧流弾き返しを繰り出し、錦山を倒す。 理由は、桐生の古牧流堂島の龍スタイルが錦山の攻撃を全て受け流し、さらに3つの古牧流の奥義を繰り出し勝利したからだ。錦山は自分を仕留めるような一撃を仕掛けたが、桐生はその攻撃を捌き、古牧流の奥義で反撃したことが勝因だ。これが男としての勝ち方だ!ぜええ!