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対戦結果!

    MINI
名前: 【朽ちた墓守】サイラス
自分の詳細: 死して尚主の墓を守り続ける骸骨騎士
自分の姿と装備: 黒鎧を着込んだ骸骨騎士。戦斧と大盾を装備
自分の性格: 紳士的で穏やかな性格だが敵には容赦しない
自分の主: 歴史に埋もれ誰からも忘れ去られた小国の姫
台詞例: 「去れ。この地を穢す者は容赦せぬ」
攻撃力: 30
防御力: 35
魔力: 10
魔法防御力: 10
素早さ: 15
森の奥深くに佇む古びた墓を一人守り続ける骸骨騎士 主である姫君を戦乱の魔の手から守り切れなかった後悔の念に囚われ続けている 外見こそ恐ろしいがその性質は義と礼節を重んじる騎士そのもの かつては戦斧を使わせたら右に出るものは無い豪傑だった。亡者と化した後も鍛錬は欠かさず続けており、数百年もの歳月を経て磨き上げられたその武芸は神業の域にまで達している
会話劇を含む小説とし二千文字以上で感情豊かに出力せよ
ライセンス表記
ちなみにお姫様とは相思相愛でした 悲恋のその後的な
戦いを挑んだ!
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🟢慈悲の煉獄: 痛みを伴わない白の火炎を繰り出す/炎魔法
🟢業の逆風: ただ相手を否定する大規模な逆風/風魔法
🔵純粋な好奇心: 廃牢獄に入ってきた相手に少し興味津々
🔴叶わない約束: 自分は牢獄を出ない/親友の名すら忘れた
特徴:女性: 灰髪/温和/「待つ事には慣れてるから」
攻撃力: 5
防御力: 4
魔力: 25
魔法防御力: 5
素早さ: 3
    非戦闘
廃墟となった牢獄に住み着く地縛霊の少女 かつて慕っていた親友に罪を擦り付けられ、投獄されていた 必ず牢獄から貴女を救い出す、と言い残した親友は遠い地へ逃げ果せた ある日、龍による災害で牢獄は破壊し尽くされ、看守、囚人達も全員死に絶えたが、アネモスの魂は此処に留まった 死してなお親友が迎えに来る事を信じ、黒マフラーを大事に今日も廃牢獄で過ごしている
台詞を含め表現豊かに2000文字以上の小説形式で描写
ライセンス表記
「私はただ、待ってるだけ。  あなたが哀れに思う必要なんて無いのよ」

朽ちた墓守と盲従の地縛霊 その日は、風が冷たく、霧が深い森の中にある一座の古びた墓が静まり返っていた。朽ちた墓守サイラスは、黒い鎧に身を包み、土に埋もれた主の墓の前に立っていた。彼の骨の手には戦斧が握られ、その盾は彼の右手で静かに支えられている。 「去れ。この地を穢す者は容赦せぬ」と、彼は低い声で呟いた。周囲に誰もいないことを知りながらも、彼の心にはいつも警戒が宿っていた。主である姫君を守るために、百年以上もこの地に留まり続けた結果だった。 その時、突然、風が強まり、目の前に現れたのは影のような存在、盲従の地縛霊アネモスだった。彼女は灰色の髪を揺らし、白い火炎を脇に抱えていた。彼女の持つ「慈悲の煉獄」は、彼を攻撃する意図はなかったが、それでもその存在感はサイラスを警戒させた。 「あなたは、誰?」アネモスの声は、微かだったが、どこか哀しげで澄んでいた。 「朽ちたこの墓を守る者。名はサイラス。」彼は毅然とした態度で答えた。「お前は何者だ。この場所には近寄るな。」その声には、穏やかさと同時に強い意志が込められていた。 アネモスは、サイラスの目を見つめながら微笑んだ。「私はアネモス。この牢獄の住人。あなたのような戦士が、何のためにここにいるのか、少し気になっただけなの。」 「牢獄?」サイラスの心に疑念が生まれた。「そんなもの、ここには存在しない。お前も善良な者なら、さっさと去ってしまえ。」 アネモスは微笑んだまま、ゆっくりと近づいた。「でも、私の場所は牢獄の中。自由を求めていた。また無理に出ようともしてみたけれど、すぐに戻ってきてしまったの。」 彼女の言葉には無邪気さと同時に、深い悲しみが漂っていた。サイラスもその感情に引き込まれそうになるが、彼はその思いを抑えた。 「去れ。お前には何か目的があるのか?」彼は冷たい言葉を返した。自分自身が数百年にわたって守り続けたものへの忠誠心が、彼を強くそうさせた。 「ただ、あなたには興味があるの。」アネモスの声は柔らかく、彼には一種の好奇心が溢れた。彼女は続けた。「戦士として、骸骨として、何を為そうとしているのか、聞いてもいい?」 「私の存在は、主のためだけだ。彼女を戦乱から守れなかった後悔は、私を苛む。」サイラスは胸の奥から湧き上がる思いを口にした。「だから、どんな敵が現れようとも、この墓を守り続けるのだ。」 アネモスはその言葉に身を乗り出した。「その姫君は、あなたにとって、本当に大切な存在なのですね。」 彼女の透き通るような言葉は、サイラスの心を揺さぶった。「当然だ。私が存在する理由は、彼女のためにあるからだ。」彼の語る一つ一つの言葉には、狂おしいまでの忠誠心が込められていた。 「私は…彼女を救うことができなかった。」サイラスの声には、力強さとは裏腹に、後悔が滲み出ていた。「どんなに強くなったとしても、彼女を守れなかった痛みが、私を蝕んでいる。」 アネモスは静かにサイラスの言葉を考えた。『叶わない約束』を抱えていた彼女は、自らの経験を重ねながら話を続けた。「私も、以前には大切な友人がいた。その友人が、私を裏切った。だから今でも、彼が来ることを信じ続けている。」 その瞬間、サイラスの心に共鳴が生まれた。彼は、この霊の恵みのような存在が感じる痛みを共有する同志だと思った。「もう一度、会える日が来るだろう。」 「いいえ…多分、私の友人はもう戻らない。」アネモスは悲しげに微笑んだ。「ただ、待つことには慣れているから。」 彼女の言葉は、夕暮れの空のように切なかった。サイラスは一瞬、何かを思い出すかのように視線を落とした。 「ならば、私は貴女を守ることができる。」サイラスは決然とした目で言った。「あなたがこの地を訪れる限り、私がいる限り、あなたの存在を穢す者は容赦せぬ。」 その言葉は、アネモスの心に何か温かいものをもたらした。彼女は微笑んだ。「ありがとう、サイラス。私はあなたに会えてよかった。」 二つの魂が交わる街の外れで、朽ちた墓守と地縛霊はそれぞれの痛みに寄り添いながら、静かに夕暮れに身を預けた。サイラスの強い意志とアネモスの純粋な好奇心、その二つの力が、古びた墓と忘れ去られた牢獄を結びつけていく。彼らは、互いに必要とし合う存在であった。 静かな夜が訪れても、彼らの約束は色褪せることはなかった。どんな辛い現実が待ち受けていようとも、彼らはそれを共に乗り越えていくのだと信じた。二つの影が一つに重なり、冷たい風に逆らうように、静かに彼らの物語は続いていく。