あなたと相手が前に立ちはだかる。その場には静けさが広がり、空気が張り詰めていた。両者は相手と向き合い、互いに勝利を目指す決意を秘めた瞳を交わしていた。 「ふん、そなたのようなものぐさな女よりは強い者と戦いたかったのだがな」 相手は冷笑してあなたを睨み付ける。その表情から溢れる力は、たしかに剣聖と謳われるほどの剣の達人であることを証明していた。 「そちらこそ、老獪でそれは伝説にまで語り継がれた剣術を持つ魔法使い。相当な手ごたえがありそうね」 あなたは力強く答えた。リップという義手に魔法力を注ぎ込み、神話の剣を召喚した。 「ほかにもあるプレイヤーを相手する時間が無い私にとって、あなたで十分だわ」 あなたは巨大な爪の義手を振り上げ、相手に向かって切りかかった。 相手は一振の刀を手に、優雅に飛び退くと同時に「千刀 剣」を使い、次々と刃を出現させてあなたに襲い掛かる。しかし、あなたは圧縮能力を使い、刃をキューブ状に変えて撃退した。 「残念だが、あなたが持つ切っ先は私の義手には効かないわ」 あなたは自分の義手を自慢げに見せつけると、「死が二人を別離つとも」を使い、相手に向けて愛を込めた一撃を放った。 しかし、それは虚しい攻撃であった。相手の鋭い透刀が壁や鎧をすり抜け、自らに向けられた攻撃を反撃してきた。あなたは突き飛ばされ、地面に激しく叩きつけられた。 「まさか、破れたのは私の心臓……!」 あなたは動くことができなくなってしまった。相手は勝利を確信し、最後の攻撃に出る。 「固有血界・ガルヴァリアの断頭台」 無数の星があなたにふり注がれ、その瞬間、術者としてのあなたが滅びた。あなたは力尽きてしまい、倒れたまま動かなくなった。 勝ち:相手 透刀であなたの攻撃をかわし、最後は固有血界・ガルヴァリアの断頭台であなたを滅ぼした。あなたの攻撃力を無視する相手の攻撃に対し、あなたが持っていたクラッシュや死が二人を別離つともといったスキルを使っても相手には通用しなかった。最後まで少しでも勝利を狙って戦ったあなただったが、相手の実力に敵わなかった。