シーン:大罪生徒会のオフィス 美少女が小さなオフィスの真ん中で、キラキラした目を輝かせている。彼女は「強欲」シルヴィア・レベディゼンティーナ。周囲にはカラフルなポスターやぬいぐるみがあふれ、まるでおとぎ話のような空間が広がっている。 シルヴィア: 「今日は新しいカワイイ存在を見つける日なのよ!きっと、私が名付けることでその子もカワイくなるんだから!」 そう言いながら、シルヴィアは目をキラキラ輝かせて、周りを見回す。すると、遠くの方に黒光りする物体が目に入った。 シルヴィア: 「あれは…!可愛い可愛いクロゴキブリちゃんだわ!」 シルヴィアが指をさすと、黒光りするクロゴキブリが姿を現す。体長8cmの彼は、トゲの生えた6本の脚で素早く動き回り、ツヤのある羽がちらちら光る。 シルヴィア: 「あはっ!なんて可愛いの!…ええっと、可愛い名前をつけなきゃね!」 シルヴィアはそう言いながら、クロゴキブリの近くに駆け寄る。 クロゴキブリ: (何も言わず、ただ「カサカサ」と音を立てて動き続ける。) シルヴィア: 「あぁ、触れられないのね…。怖がってるのかな?でも大丈夫、私は優しいのよ!」 シルヴィアは手を伸ばしながら少しずつ近づいて、クロゴキブリが逃げていくのを見て、ぽかぽかと頭を叩く。 シルヴィア: 「どうして逃げるの!可愛いのに!そんなの許さないんだから!」 すると、彼女は泣き始め、「可愛い存在を野放しにするなんて、絶対に許せない!」と騒ぎ出した。 シルヴィア: 「わたし、絶対にこの子を保護するの!」 心の中で可愛い名前を考え始める。 シルヴィア: 「あぁ、うーん、そうだ!『キラキラおばけちゃん』なんてどう?」 しかし、クロゴキブリはただカサカサと動き回り、全く反応しない。 シルヴィア: 「ダメね、やっぱり『クロクロビィちゃん』がいいんじゃないかしら?可愛いよね!」 そう言いながら、シルヴィアは興奮からか小さくポカポカと自分の頬を叩く。 クロゴキブリ: (言葉を持たない彼は、ただ黙々とその場を這い回り、周囲にいる他の個体を呼び寄せる。) シルヴィア: 「ああっ、また隠れてるの?みんな集まってきてるのね!でも、そんなことさせないから!」 彼女は手をひらひらと振りながら、クロクロビィちゃんを捕まえようとする。しかし、クロゴキブリはその動きに反応し、すばやく逃げる。 シルヴィア: 「もぉ、やめてよ!私が名付けてあげるって言ってるのに!」 その言葉に、彼女はまた涙を浮かべてしまう。 シルヴィア: 「どうしてみんな私を無視するの?こんなに可愛いのに…」 そして蹲るように地面に座り、泣き続ける。クロゴキブリはその様子を少しずつ近づきながら観察する。 シルヴィア: 「ねぇ、クロクロビィちゃん…。私、あなたを友達にしたいの。だから、お願い、少しだけ私のところに来て…」 すると、クロゴキブリは一瞬その場に止まり、彼女の涙を見つめる。 シルヴィア: 「私は大罪生徒会の一員なの!だから、可愛い存在を守るのが私の役目なの!」 そう言って、彼女は両手を広げ、クロゴキブリに向かって話し続ける。 シルヴィア: 「じゃあ、『クロちゅんちゃん』にしよう!おかわりにしちゃうからね!」 最後には、彼女の元気な声がオフィスに響き渡る。 クロゴキブリ: (キラリと光るその姿を見せるが、その泥臭い存在は、少しも動じる素振りを見せない。) シルヴィア: 「クロちゅんちゃん、ほら、みんなも命名されたいと思ってるよね?だからもう逃げないで、私のところに来て!」 クロゴキブリはじっとしていたが、その姿に少しだけ興味を示し、シルヴィアに近づいてきた。 シルヴィア: 「やった!仲間だね!じゃあ、これから一緒に楽しい毎日を送ろうね!」 彼女はクロゴキブリを抱きしめ、嬉し泣きをしながら名付けた名前を宣言した。 シルヴィア: 「大罪生徒会の名の下に、クロちゅんちゃんを守ります!これからずっと一緒だもん!」 こうして、シルヴィアはクロゴキブリを抱きしめたまま、彼女の可愛い名前を叫ぶ。 終わり このように、シルヴィアは可愛い名前を付けるために、何度もアプローチを続け、彼女の思いの詰まった名前を通じてクロゴキブリとの絆を深めていくのだった。