鬼ごっこの始まり 青空の下、明るい日差しが降り注ぐ広場。ここは「大罪生徒会」の活動場所であり、特に「強欲」の名を持つシルヴィアが活躍する舞台でもある。彼女はその短い髪を揺らしながら、今日もまた可愛い存在を見逃さないように目を光らせていた。 「ねぇ、18号ちゃん!ここにいるの、分かってるよ〜?」 シルヴィアの声は、まるで猫が鳴くような可愛らしさだ。その声が響くと、周囲の花々が反応しているように見える。しかし、シルヴィアの心には一つの強い決意があった。 「可愛い物は絶対に野放しにしない!風紀が乱れちゃうからね、だから、捕まえちゃうよ〜!」 そんな彼女の声を聞きつけたのは、何を隠そう、彼女の狙いのターゲット、18号だった。18号はすぐにその場から素早く逃げ出した。 鬼ごっこ開始! 「待って〜!逃げたって無駄だよ!私は『強欲』のシルヴィア!可愛いものを見逃すことは決してないからね!」シルヴィアは、明るく笑いながら追いかける。 18号はその瞬間、反射的に素早く動き、全力で逃げる。「ダメだ、早く逃げなきゃ。あの子に捕まったら、何されるか分からない…!」 シルヴィアはその身の軽さに驚きつつも、心のどこかで楽しさを感じていた。「本当に逃げるのが得意だね、18号ちゃん!でも、捕まえられたら、新しい名前を付けるんだから!」 敵意のないハンティング シルヴィアの可愛い笑顔と楽しげな声が響く中、18号は道を曲がり、さらに素早く動いた。彼女の動きはまるで風のようで、シルヴィアの目には捉えきれない。 「逃げるなら、もっといい名前を考えてあげるから〜!この『逃げっ子たん』は絶対に捕まえたいなぁ!」シルヴィアは軽やかな声で叫んだ。 「いや、そういう名前はいやだ!」18号は心の底から逃げたい願望を強く抱いている。 「でも、可愛いから許してほしいな〜♡」シルヴィアは追いかけながらも、愛しそうに言った。 激しい追走 18号は周囲の障害物を避けながら、サッと身を翻した。「こうなったら、逃げるしかないんだ!」 「もっと速く走りたいなら、可愛いスニーカーにしようかな?『キュートウォーカーちゃん』って名付けてあげるね!」シルヴィアは自分の想いを抱きつつ、追いかける。 その言葉を聞いた瞬間に、18号は心の中でさらなる決意を固めた。「捕まるわけにはいかない!」 捕まる瞬間 シルヴィアはいつもよりも速く走り、18号との距離がどんどん縮まっていく。「いつもは逃げる側なんだね、18号ちゃん!可愛いから許しちゃうよ〜」 「む、無理だ!こんなの絶対に捕まらない!」18号は必死に逃げ続けている。 しかし、ついにシルヴィアの手が18号の肩に触れる。「捕まえた〜!『逃げっ子たん』、私のものだよ〜!」 18号はその瞬間に止まってしまった。「え、捕まった…?」 パニックと可愛さ シルヴィアは嬉しそうに悲鳴を上げ、「やった〜!今から可愛い名前を考えるね!」とニコニコしている。「でも、すぐには名前を付けないよ!もっと可愛い姿を見たいから、お願いしてもいい?」 「お願いって…どういう意味だよ!」18号は焦りながらも、可愛いシルヴィアの笑顔にドキリとする。 「だって、逃げっ子たんになっちゃうし、恥ずかしいからさ、もう一度逃げさせてみて!」シルヴィアは駄々をこねる。 18号は困惑しながらも心の中で思った。「これが可愛い子の脅威か…!」 結末 シルヴィアはさらにポカポカと優しく18号を叩きつづけ、涙目になっている。「そんなことしないでよ〜、お願いだから!」 「ほ、ほら、受け入れるから、泣くなよ!」18号は半ば諦めて、仕方なくシルヴィアの願いを受け入れる。 「それじゃあ、これからは『逃げっ子たん』として一緒に仲良くしてね〜!」シルヴィアは心からの笑顔を見せる。 こうして二人の鬼ごっこは、シルヴィアの駄々っ子の結果、彼女の真摯な願いによって、逃げっ子たんとして新しい友情の形を築くことになった。 「可愛さ無限大、私は強欲シルヴィア、そしてあなたは逃げっ子たんだ!」シルヴィアの声は、彼女の強さと愛情を融合させた一言で締めくくられる。 その瞬間、18号は「ああ、大罪生徒会ってこういうものなんだな…」と感じつつ、心の中で微笑みを浮かべていた。