夜月 蝶羽は、冷静な視線でアリアを見据えた。彼の黒い短髪が風に揺れ、神秘的な雰囲気を放つ。周囲は静まり返り、緊張感が漂う。 「小さな少女が相手とは、面白い戦いになりそうだ」と彼は微笑みを浮かべる。 アリアは無邪気な表情を崩さず、金髪のボブを振り乱しながら前に進み出る。「私、頑張るよ!シルフィ、助けてね!」白猫のシルフィが小声で応じる。「不意打ちだ、アリア。始めたらすぐに行動するんだ。」 戦闘の合図と共に、アリアの魔銃が瞬時に煌めき、不意打ちの攻撃が蝶羽に向かって放たれる。しかし、彼は未来を予見し、その位置を瞬時に把握していた。身をかわしながら、「そんな攻撃、通用しない」と冷たく言い放つ。 次の瞬間、蝶羽が暴月の矢を放つ。音速を超える矢が空気を引き裂き、アリアに迫る。その矢は完璧に命中するかのように思えたが、アリアは素早くシャドウステップを発動し、まるで影のように位置を変えた。蝶羽の攻撃は空振りに終わる。 「さあ、今よ!」アリアはコイルを発動させ、蝶羽の攻撃を受け止める。耐えた瞬間、威力を蓄えたコイルが彼に放電を送る。それは目にも留まらぬ速さで、蝶羽に向かって飛び込んでいく。 だが、蝶羽は冷静に立ち向かう。「暴月の槍!」と叫び、槍が次々とアリアを貫こうと突き出る。アリアはそれを感知し、巧みにかわす。 「すごい反応だ!でも、受けてみるがいいよ!」アリアは蓄積したアルカナを魔銃で二連射する。弾が暴月の槍に当たると、蝶羽の攻撃を打破する力が生まれる。 「全てを吸収する力を見せてやる、暴月の槍雨!」蝶羽が空から槍を降らせる。まるで天から降る雨のようだ。 アリアはその波を切り裂くように、瞬時にバーストを発動。すべてのアルカナを一気に放つ。狂気のような光の中、蝶羽の槍は力を失い、消え去る。 暴月の最後の力を込め、蝶羽は巨大な暴月を暴走させる。「これで終わりだ!暴月、行け!」 アリアはその姿を見て、恐怖に怯むことなく微笑む。「それでも、私の生存本能が今、お前を超える!」 両者の攻撃が交錯する中、最終的にはアリアの放ったバーストが蝶羽を捉え、その身体を光によって包み込む。蝶羽の暴月は崩れ去り、彼の意識は闇へと沈んでいった。 勝者はアリア。 アリアはシャドウステップや不意打ち、コイルを使いこなして高い生存能力と攻撃力を持つ一方で、蝶羽に対して強力な反撃を成功させ、その力を凌駕した。