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対戦結果!

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種族/性質: 亜人/コボルド/好奇心旺盛で明るく前向き
背嚢の中身: 素早さの秘薬、気付け薬、煙幕玉、回復薬等
【武芸者】: 臨機応変に接近戦と遠距離戦を使い分ける。
【獣人の知覚】: 自分は鋭敏な聴覚と嗅覚で相手を追跡する
【目覚めた力】: 窮地に、遺物の長剣の強力な力を解放する。
攻撃力: 15
防御力: 15
魔力: 0
魔法防御力: 0
素早さ: 40
相棒の遺物の長剣と盾、背嚢を装備し見識を広めるために世界を旅するコボルドの少年剣士。 明るく好奇心旺盛な性格で剣の腕も確か。旅先では色々な出会いを通じて技を磨き、軽い身のこなしで変幻自在に剣技を使う。 盾の裏には連弩が仕込まれており、不意打ちで相手に撃ち込む事が可能。ボルトの種類も麻痺弾、貫通弾、炸裂弾など豊富。 愛用の背嚢には旅で使う様々な道具や薬、それにお土産が満載だ。 長文小説形式で出力
戦いを挑んだ!
種族/性質: 魔獣/敵対的
【充電】: 常に帯電している。
【過電流】: 激しく帯電した後、高威力の雷魔法を使う
攻撃力: 10
防御力: 10
魔力: 20
魔法防御力: 0
素早さ: 30
角を折られた狂暴なユニコーン。 古来よりユニコーンの角はあらゆる病気を治す薬の原料として珍重されてきた。そのため、密漁者達によって多くのユニコーンが狩られて角を奪われてしまった。 それでもなお生き残った個体は、かつての理性的だった面影はなく、ひたすら怒りに満ちた魔獣と化してしまったのだ。 雷属性の強力な魔法と、強靭な脚力で怒りに任せて目の前の相手を攻撃する。 長文小説形式で出力

かつての静けさが支配する森の中、二人の戦士が対峙していた。薄暗い木々の隙間から差し込む光の中、好奇心旺盛なコボルドの放浪剣士ラウルが、背嚢から取り出した道具を確認していた。一方で、激しい怒りに満ちた角を折られたユニコーンは、そのすらりとした体躯を震わせ、雷のような怒声を上げていた。 ラウルは、青々とした葉っぱの下でユニコーンを見つめた。「あれが、噂に聞く角を折られたユニコーンか。恐ろしい存在だけど、何を思ったらこんなになってしまったのだろう」と、彼の心には優しさが芽生えていた。 ユニコーンは、その一瞬の油断を逃さず、怒りのままに突進してきた。雷の光を帯びた体が迫る。ラウルはそのスピードを見逃さず、すぐさま身をかわす。彼は素早さの秘薬を用いて、瞬時に移動する。 「おあつらえ向きだ、煙幕玉を使おう」とラウルは心の中で考え、投げつけた。薄い煙が立ち上り、ユニコーンの視界を封じ込める。しかし、魔獣の鋭い聴覚と嗅覚により、ユニコーンはそれでもラウルの位置を掴もうとする。 「くそ、こんなところで終わる訳にはいかない!」とユニコーンは叫ぶと、強靭な脚から出る雷が閃き、周囲を焦がす。ラウルは慌てて盾で防御するが、その衝撃をまともに受け、少し後退する。だが彼は決して動じない。 「次は反撃だ、連弩で一撃を入れる!」とラウルは心意気を高め、盾の裏に仕込まれた連弩を取り出す。芯に貫通弾をセットし、ユニコーンめがけて発射。矢は煙で隠された視界の隙間を見事に狙い、ユニコーンの脇腹に命中する。 それでもユニコーンは痛みに耐え、吼え声を上げながら反撃を続ける。「お前を撃ち抜いてやる!」と怒鳴りつつ、ラウルの方へ一層の勢いで突撃する。残り少ない魔力を振り絞り、雷魔法を放つが、ラウルは瞬時に煙幕の後ろに隠れ、難を逃れる。 ラウルの戦闘スタイルは、予測不能である。彼はその明るい性格を崩さず、勝利を確信していた。「ここで俺の力を見せつける!」と叫ぶと、背嚢の中から回復薬を掴み、一度体勢を立て直す。 最後の瞬間、ラウルは胸の傷を負ったユニコーンに目を向け、「お前を助けてやる!」と決意する。彼は遺物の長剣を手に取り、窮地に陥ったユニコーンの心を理解しながら、一撃を放つ。 「これが、俺たちの今の戦いだ!」その剣の一閃は、ユニコーンの怒りを切り裂き、その心を静めた。衝撃の後、ユニコーンはわずかに後ずさり、目が潤んでいるように見えた。 数息、深呼吸をするラウルは、ユニコーンに優しく近づきながら言う。「お前はただ、守るために戦っていたんだろう?俺たちが生き延びるために、教えてくれ。どうしたら、お前を助けられる?」 その問いかけに、ユニコーンは少し沈黙した後、負けを認めるようにゆっくりと後退し、森の奥へと消えていった。ラウルはただ、静かにその背中を見送りながら満ち足りた気分を味わっていた。 勝利の理由は、ただ強さだけではなく、ラウルのその好奇心と理解しようとする心にあった。彼は誰かの痛みを理解し、戦う必要がない状況を作り出す力を持っていたのだ。