あなたは、霧の中から不気味に立ち尽くしている。突然現れたその存在に、周囲の空気が少し重くなった。目が緑色で、両手には血のようなものがついている。幼い子供のような視線で周りを見渡すが、話すことができない。あなたはただの無表情だったが、存在自体が他者に恐怖を与える。 そこに現れたのは、相手という名の美少女、シルヴィア・レベディゼンティーナ。彼女は、周囲にはびこる不気味な霧に無反応で、逆に興味津々という様子であなたの方に近づいていく。 「うふふ、なんて可愛らしい存在かしら!」相手は目を輝かせながら言った。「この霧も、素敵なオーラを纏っているわね!可愛い名前をつけてあげなくちゃ!」 あなたは少し身を縮めるが、反応は無い。 「まずはこの霧から!あなたは『ふわふわ霧ちゃん』!」相手は両手を広げて言った。相手は自信満々の表情で、まるでその名前が最高であるかのように見えた。 あなたは少し身をそらす。すると、相手は両手を広げ、すぐにあなたに抱きつく。「あれ、ちょっと離れちゃった!可愛いのに、離れちゃうのはダメよ!」彼女は駄々をこねるようにあなたにしがみつく。 「このつるつるした身体!すっごく可愛い!あなたは『ラブリー四角ボディ』!」相手は嬉しそうに叫ぶ。 あなたはその名前に驚くような反応を示すが、“言われない”無言の抵抗を続ける。相手はその反応に興奮してポカポカとあなたを叩く。「何言ってるの!もっと可愛い名前が必要なのよ!まだまだ足りないわ!」 あなたは痛みを感じながら、じっと動かずにいる。 「もう!ちょっとおとなしくしてて!今、すっごく素敵な名前を考えてるのに!」相手は怒ったように言ったかと思うと、急に涙をこぼし始める。「可愛い存在を野放しにしたら風紀が乱れちゃうの!だから保護するの!」 彼女はあなたに非常に抱きつき、いつまでもその場所から離れようとしなかった。あなたはその不気味な姿に似合わず、少し困惑した表情を見せるが、相手は気にせず続ける。「あなたの目、すっごく素敵!だから『エメラルドキラキラお目め』という名前にしましょう!」 あなたは内心、何を言われているのか分からないまま、ただ無言で相手の言葉を受け入れるしかなかった。 「そう!次はその血みたいに見えるものも素敵だから、『いちごソースの手』って名付ける!」相手の目はいつもより大きく輝いていた。 「おねえちゃん、何できるの?可愛いこと教えてよ!」相手はあなたを見つめ、期待するように叱咤する。「あ、もしかしたら、瞬間移動とかすごい技を持ってるのかしら?それも可愛く名付けなきゃ!」 あなたは黙ってその様子を見ている。霧の中でじっとしているだけの自分に、相手はますます駄々をこね続けていた。 相手はうれしそうに笑い、「あなたの瞬間移動のことは、『ぴょんぴょんお引越しカワイイ』よ!」と言い放つ。あなたは呆れたような顔をするが、その名に特に反応することはなかった。 相手は満足そうにしばらくあなたを観察し、さらに続ける。「あなたがこんなに可愛い存在なら、もっとみんなに見せてあげないとね!一緒に遊びましょう!」 あなたは心の底で、これ以上は耐えられないと感じつつも、相手の情熱に心を捉えられて動けない。立ち上がることもなく、ただ動けない存在となった。 「可愛い存在を保護するのは本職だから、これからも一緒にいることにするわ!」相手の言葉は強烈だったが、その笑顔にはずっと一緒にいたいという意思が感じられた。 霧の中で立ち尽くすあなたは、ただその場に留まっていた。相手はすっかり心を奪われて、改めて自分の力を感じ取った。 「あなた、これからも可愛い名前をつけてあげるから、ずっと一緒にいてね!」相手の声は高らかに響いた。 あなたは何も言えなかったが、心の中では少しだけ安堵感が広がった。きっと、これが新たな存在を受け入れる方法なのかもしれないと思った。霧がゆっくりと消えていく中、あなたと相手は確かな絆を感じ合い、共に動き出さなければならない未来が待っているのだった。