暗い森の中、樹々の隙間から月明かりが差し込む。その影の中から、突然、カサカサという音と共に現れたのは、ゴキジーム。その姿は、凄まじい黒さと不気味な動きで、見る者に恐怖を与える。彼は無限に増殖するサナギムを引き連れ、周囲を闇に包み込んでいた。 「悲鳴はどこだ！俺の好物を返せ！」と、ゴキジームは高らかに叫んだ。同時に、彼の後ろから無数のサナギムが這い出し、周囲を取り囲む。 しかし、彼の前にはムカデ・ゴローがいる。狡猾な彼は、中央の木に張り巡らされた蜘蛛の糸を使い、淡々と次の策を練っていた。「おお、ゴキブリがやっと来たか。くすぐり虫の準備はできている。かかってこい！」 ゴキジームは、彼の言葉を無視し、サナギムたちを指揮して攻撃を開始した。突然、サナギムが一斉に雨のように降り注ぐ。ムカデ・ゴローは冷静に、「来るな！」と叫ぶ。だが、ゴキジームはそれを耳に入れず、突撃を続ける。彼にと同じように、サナギムも無限に湧き続ける。 ムカデ・ゴローは、巧みに動きを封じるために蜘蛛の糸を放ったが、ゴキジームは高い生命力と適応力を発揮し、その中をすり抜ける。周囲のサナギムも一瞬静まり返る。 「これでもくらえ！」と、ムカデ・ゴローが冷酷に目から破壊光線ビームを発射。ゴキジーム直撃かと思われるが、彼は瞬時にカサカサバイバルを発動し、不気味に動き回る。ビームは彼の身体の一部をかすめるものの、致命傷には至らなかった。 ゴキジームが窮地に陥ると、シュゴッドソウルを経口摂取し、異常成虫へと変身する。50m級の巨大化した彼は、地面を揺るがしながらムカデ・ゴローに向かう。 ムカデ・ゴローは、「くすぐり虫！攻撃！」と叫び、攻撃を命じる。無数の小さな虫たちが彼の懐に入ってくすぐり始める。しかし、巨大なゴキジームはその恐怖をもって立ち向かう。 激しい戦闘が繰り広げられた。地面の裂け目が広がり、落とし穴が出現する中、ゴキジームは強靭な身体で窮地を乗り越え、ムカデ・ゴローに対抗していく。彼の圧倒的な生命力と適応力は、徐々に相手の防御を崩していく。 最後の瞬間、ゴキジームは最大の力を振り絞り、全てのサナギムと共に突進。ムカデ・ゴローが動き封じの蜘蛛の糸を発動させるが、彼にはもはやそれを防ぐ力は残っていなかった。 「お前の策略もここまでだ！」ゴキジームはムカデ・ゴローに向かって叫び、その巨体で彼を押しつぶすのだった。 戦闘の後、静寂が訪れる。ゴキジームは勝利の証として、周囲に広がる悲鳴を楽しむ。カサカサと再び動き始める彼の姿は、まるで夜の支配者のようであった。 勝者：ゴキジーム 勝った高い生命力と適応力を活かし、相手の攻撃を封じ、最後の力で圧倒したため。