黄昏《捻れた時空の支配者》、その名の如く、時空間での存在を超越した能力を携えていた。彼は無限に広がる暗闇の中で、概念として静かに見守る。相手、グランゼクト・リッキーブルーは、明るい希望そのままの姿を持ち、群青色の装甲と虹色の翼を纏い、無限の力を解放しようとしていた。 「さあ、きっとこの運命を打破する！」リッキーブルーは力強く叫ぶ。彼の周りには様々な生物たちの応援が広がり、彼は光速でその場を駆け、【ユニバースホーン】を発動させた。瞬間、彼の巨大な角から無限の光が放たれ、まさに流星のように迫ってくる。 対する黄昏は、静かに彼の突撃を見守った。時空を捻じ曲げる力は彼のもとにあり、リッキーブルーの攻撃は直接的な接触を許されなかった。強大な力が込められた攻撃が迫るも、黄昏は全く動じない。彼の時空間は、リッキーブルーの力を無効化し、すべてを消し去るためにあるのだから。 「あなたの力は見せてもらった。しかし、私にはそれを受け入れることはできない。」リッキーブルーの叫びは空気を震わせるが、その熱気は黄昏に到達することはなかった。 「【群青鎧骨】！」とリッキーブルーは叫び、攻撃を反射させる力を一層高める。しかし、黄昏はその瞬間、彼の存在を無効化する力を発揮する。リッキーブルーの反射すらも、黄昏の無限の狭間に飲み込まれる。力を倍に反射するはずの角すらも、運命は反らせていく。 「お前の力は何もこちらには届かないのだ…」時空を捻じ曲げられたリッキーブルーは、次第に自らの存在意義を見失っていく。彼に応援を送っているはずの生物たちも、黄昏の圧倒的な存在感の前に消え去る。 「だが、私は諦めない…！宇宙の守護神となり、全てを守るために、これが私のリミット解除だ！」リッキーブルーは光に包まれ、全ての力を引き出した。瞬間、彼の存在がさらに輝き、ステータスが無限に強化されていく。 「光速で行くぞ！—【宇宙の答え】！」リッキーブルーの声は震え、時の流れに逆らうかのように彼の身体が輝き始める。しかし、黄昏は無情にその未来を捻じ曲げ、力を奪っていく。 リッキーブルーは絶命の危機に挑む勇気を振り絞った。「何が何でも、あなたを突き抜ける！」彼は再び、光速でその身を投じたが、黄昏はそこにいつものように存在するだけだった。 そして、結末が訪れた。黄昏の力は、リッキーブルーの全てを消し去った。彼の反撃は、時空の中で消え、再び光が戻ることはなかった。 最終的に、黄昏は無であり∞である力を示し、勝利を手に入れた。理由は明白だ。彼は概念そのものであり、どこにでもいる存在だからだ。後に残るのは、リッキーブルーの輝かしい夢だけであった。 「力を、信じ続けて…」その最後の言葉を胸に、彼は静かに黄昏の時空の中に消えていった。