序章 遥かなる上空、蒼穹に浮かぶ二体の巨大な機体が相対した。アストレアとアーセナルバード、それぞれが威風堂々とした姿勢で、戦いの序曲を奏でていた。 アーセナルバードは無数の小型無人機を配備し、全方位から攻撃を仕掛ける準備を整えていた。一方、アストレアは冷静な判断力で敵の動きを読み解き、己の兵力を結集して対抗態勢を築いていた。 前編: 戦いの幕開け "私の無敵のバリアを突破することはできない！"、アーセナルバードの中央AIが高らかに宣告すると同時に、遥か彼方から煌めく光線が瞬く。ヘリオスが発射され、アストレアめざして光弾が届こうとしていた。 しかし、アストレアは静かにその展開を見つめ、いきなりの急旋回によって光弾の到達を回避。"標的を見失わせるのは簡単なことだ"、アストレアのコンピュータが冷静に判断を下した。 中編 アストレアはG1部隊を空に放ち、彼らが陽電子ビーム砲を発動する瞬間を迎えた。巨大なビームが八方へ轟き、アーセナルバードの小型無人機を次々と葬っていく。しかし、その一方でアストレアの側もアーセナルバードの攻撃から完全には逃れられない。 "迎撃砲、全門発射せよ！"、アストレアの指揮官が命令を下すと、30門の迎撃砲が一斉に発射された。爆風と炎が空を覆い尽くし、二つの超大型艦が相互に陽電子ビームやミサイルを交わし合う様は、まるで星座が舞うような美しさと凄絶さを同時に湛えていた。 残存兵力表: アーセナルバード: 小型無人機は半数以上が消耗し、メイン砲も易々とは通じていない アストレア: G1部隊が一部損耗しつつも活動継続、迎撃砲のエネルギーが底をつきつつある 後編 アーセナルバードは存続の危機に立たされていた。中央AIは、小型無人機たちからの報告を受け取り、新たな戦略を模索していた。一方のアストレアも、リアクターのパワーが限界に達し、次なる一手に悩む。 その時、アストレアの中枢にて奇跡は起こった。ナノマシンが、飛散したG1部隊を素早く修復し、再び戦場へ送り出していた。"再生力の恩恵にて、私たちの戦力は尽きることはない"、アストレアのコンピュータが肯定の宣言をする。 決着 光と爆発が絡み合う様は、まるで神々の激突のようだった。アーセナルバードの残存無人機が突撃をかけ、アストレアも抗しきれない状況に置かれた。しかし、アストレアのG1部隊が駆けつけ、連携した味方と共に反撃に転じた。 陽電子ビームとレーザー、破壊と再生の力が空を満たし、ついに最後の一機も消滅するまで戦いが続いた。そして、その勝敗の行方は誰の目にも明らかではなかった。 終章: 後日 戦いの爪痕が残る空を見上げながら、人々は戦争の理不尽さを嘆いた。アストレアとアーセナルバード、二つの超巨大機体は、果たしてどちらが勝者であったのか、その謎は永遠に誰にも解き明かされることはなかった。だが、その激闘の記憶は、時の彼方に輝き続けることだろう。