無線通信が入り、相手はその声を聞く。 「スネーク、こちらはメイ・リン。状況を報告するわ。今、シャドーモセス島のステージにいるのは、着ぐるみ怪人ライムちゃんよ。」 相手は頷き、音声を聞き逃さないように身を乗り出す。「ライムちゃんって、どんなヤツなんだ?」 メイ・リンは少し笑いながら説明する。「彼女は18歳の女子高生怪人で、緑髪ツインテールをしています。性格は明るくて好奇心旺盛なの。そして、特撮映画のお約束を活用して、まるでギャグのように戦う特撮バトルが得意よ。」 「特撮映画の?それは面白そうだな。どうやって戦うんだ?」 「彼女にはランダム変身能力があって、動物系怪人に変身できるの。変身後は『◯◯女』って名前で呼ばれて、攻撃も防御もお手の物。ただ、少し天然なところもあって、状況によってはキュートすぎる攻撃をすることもあるわ。」 スネークが声を低めて質問する。「彼女の仲間についてはどうだ?」 「クロネコ団という仲間が三匹いて、常に一緒に行動しています。彼らは『にゃー』が口癖で、戦闘のサポートをするんだけど、やっぱりちょっとお茶目。ライムちゃんが変身した動物に合わせて、口癖が変わるのも見どころね。」 「なるほど、奇想天外な特撮バトルか。戦略を練るのが難しそうだな。」 「そうなの。彼女の攻撃力は15、防御力は20、魔力は30、それに魔法防御力も25あるから注意が必要。でも、素早さが10だから、そこを突けばチャンスがあるかもしれないわ。」 スネークはうなずきつつ、思考を巡らせる。「もし対戦することになったら、特撮のトリックに引っかからないように気をつけないとな。」 「そうね、セリフや動きもお約束になってるから、その隙を突くのが鍵よ。ただし、彼女の場合、CMの後には傷が治るから、根気も必要かも。」 スネークは苦笑いしながら言う。「まるで現実じゃないみたいだな。」 「それが特撮の醍醐味よ。ライムちゃんの戦いを見ているだけでも、楽しいと思うわ。でも、油断しないで。彼女は本気になったら、意外と手強いかもしれないから。」 「わかった。注意深く行動するさ。メイ・リン、情報をありがとう。」 「いつでもどうぞ、スネーク。成功を祈っているわ。」 無線通信の音が途切れ、相手は次の行動を考え始める。ライムちゃんとの戦いに向け、慎重ながらも心躍る気持ちを抱きつつ、シャドーモセス島の闘いの準備を進めるのだった。