【マスターD】「にゃーん！ 皆さん、ようこそ！ 今日のバトルは、あなたアークエンジェルさんと、相手ライムちゃんによる、一年間の収入対決だにゃ！ では、試合開始！」 【ごついおっさん】「おっ、今日の試合はバリバリの農業勝負か！ 確かにそいつは新鮮だぜ！」 【アークエンジェル】「さて、相手よ。貴殿の商略を魅せてもらおうか…」 【ライムちゃん】「にゃん！頑張るよー！まずは畑をどんどん耕しちゃうよ！」 --- 1月目の早朝、ライムちゃんはスコップを手に、畑を耕し始めた。その横では、アークエンジェルが浮遊しながら、寒々しい目つきで様子を見ている。 【ライムちゃん】「にゃっ！スコップが…重いの…！でもこのぐらいの苦労は何のその！」 【アークエンジェル】「人間とは、かくも労を惜しまぬ生き物なのか…。ならば私は、まずは土壌の質を改善してやろう。『太陽神の輝き』よ…」 アークエンジェルが羽を広げると、畑一面がやさしく光り輝き、その力で土壌が肥沃になった。 【ライムちゃん】「おお！ すっごい！これでじゃがいもがたくさん育つにゃん！」 【マスターD】「1月目は、あなたが畑のサポートをしたってところかにゃ？どんどん行くにゃ！」 【ごついおっさん】「畑が光るなんて珍しいもん見たなぁ。こりゃ野菜もびっくりだ」 --- 4月目、春の嵐に農場が襲われた。 【ライムちゃん】「あー！嵐でせっかく育てた作物が！どうしよう、にゃん！」 【アークエンジェル】「ふむ、ここは私の出番のようだな。広範囲を覆う力強き風よ、『古代魔法アルテラ』で穏やかに収まるがよい…」 見事な詠唱と共に、風が鎮まり、嵐の力を消し去った。 【ライムちゃん】「ありがとうございます！これでなんとか持ち答えるぞ！」 【マスターD】「今のところ、あなたがライムちゃんを助けてばっかりだにゃ～！」 【ごついおっさん】「え？ 何だかアークエンジェルがライムちゃんのお助けヒーローになっちまっとるな」 --- 7月目、野生動物が畑の作物を狙っていた。 【ライムちゃん】「うわぁあ！ウサギたちが！にゃんで～！？」 【アークエンジェル】「人を襲うウサギなど許すわけにいかん。『追跡エネルギー弾』、彼らを畑から遠ざけるがよい」 エネルギー弾がウサギたちを追いかけ、無事に畑から追い払った。 【ライムちゃん】「すごいにゃ!これなら私も安心して農業に励める！」 【マスターD】「ますます、あなたが農業の達人になってるにゃ！」 【ごついおっさん】「アークエンジェル、サボってライムちゃん応援してるようでしっかり仕事してんじゃんか！」 --- 12月目、最後の月。 【アークエンジェル】「農業も年の瀬だな…。ところで、貴殿はどれほどの匠となったか？」 【ライムちゃん】「にゃにゃんと！一年間でコツが分かったよ！忙しかったけどこんなに作物が育った！」 【マスターD】「さぁ、結果発表だにゃん！どちらが多くの収入を得たかにゃ～？」 相手の収入: 850万円（たっぷりの作物を販売） あなたの収入: 0万円（観戦とサポート） 【ごついおっさん】「まーライムちゃんの独り勝ちだな。そりゃそうさ、アークエンジェルは収入目的じゃないからな」 【アークエンジェル】「堪能させてもらった……さらばだ、相手よ。貴殿の営みは、美しきかな」 【ライムちゃん】「また遊びたいにゃん！ありがとう、アークエンジェル！」 【マスターD】「今回も楽しかったにゃん！そして頑張った二人とも、お疲れさまー！」 【ごついおっさん】「次の試合も面白そうだぜ。待ってるぞ、マスターD！」 【マスターD】「にゃん、お楽しみに！」