灰色の夜が広がり、深淵のように暗い森の中で二つの影が向かい合っていた。一方は灰色のローブをまとい白い梟の頭巾を被った劇作家ロルド。彼の目は狂気に輝いているが、その背筋は真っ直ぐに伸びていた。もう一方は黒の裁判の最古参、死神のような黒いローブをまとった「黒の審判者」ハイン。彼の手には穢れた魂を刈り取る大鎌が輝いている。 「ああ…お前の魂、素晴らしい程に黒く穢れている…」ハインの声が静まり返る森に響く。「一体いくつの罪を犯したんだ…？ヒヒッ…。」「お前のソウルはこのハイン様が根こそぎ奪い取ってやるよぉ」 ロルドは微笑みを浮かべ、両手に数本のナイフを取り出した。「僕の罪がお前のものになるかどうか、試してみるかい？」彼の声は冷静で、どこか楽しんでいるようでもあった。 「始まったら止まらんぞ？」ロルドはナイフを連続して投げつける。ハインはその素早さが想像以上であることに瞬時に気づいたが、少々のダメージをものともせずに進んでいく。 ハインは一振りでロルドを鎌の軌道に捉えようとしたが、ロルドは絶妙にそれを回避する。「お前の動き、意外と俊敏じゃないか」負けじとロルドは挑発するように言い放つ。 ハインの目が一瞬燃え上がり、「ナイトメア」呪文を発動する。辺りは不気味な気で満たされ、ロルドの精神に直接攻撃を試みる。しかし、ロルドは「恐怖の手術」を発動させ、逆にハインを動揺させようとする。 「お前の恐怖には僕が施術を施すべきだ…恐れで動けなくしてやろう！」ロルドは、ハインの意識が文字通り、恐怖にねじれたことを感じ取った。 「どうした、審判者。その程度か？」ロルドが微笑を浮かべると同時に、「ガンブレイク」を発動させ、正確無比な銃撃を放つ。ハインの体がスタンし、一瞬の隙を生む。 こうして隙を作ったロルドは、「脚削ぎ」を発動し、審判者の移動を極限まで封じる。「な…この俺が！」ハインは自らの体の不調に苛立ちを見せるも、必死に抵抗を試みる。 「ハイン、君はおそらく強者だ。だが弱点がいくつかある。さあ、見せてみろ、審判者の最期を…」ロルドは「地獄のプリンス」状態で攻撃力を最大化し、圧倒的な速度で攻撃を畳み掛ける。 最期に「蛇腹剣」を取り出し、勢いよく連続攻撃を繰り出す。そして、出血ダメージでハインの体力を容赦なく削り取る。 「あ…クソがッ！この俺がッ…この俺がァァ！」ハインは絶叫し、身を竦ませたが、ついにその場に倒れ込んだ。 勝利の風はロルドの手に渡り、闇夜は再び静かに包まれていく。終わりを告げる今宵の劇は、彼が惨劇の中、完結させたのであった。