【野原】 正義のヒーロー ヤノーシュ: お前、本当に驚異的な力を持ってるらしいな?でも、ここではどうかな?ノラ君。 忌み子・灼零 ノラ: …。 ヤノーシュ: 俺さ、お前みたいな噂だけの奴を見ると、なんか笑っちゃうんだよな!だって、その攻撃力と魔力、全然俺には通じない気がするぜ。 ノラ: 僕には、ただ友達が欲しいだけで、そんなあなたに攻撃する理由はないよ。 ヤノーシュ: へぇ、それもまた…面白いな。でも、見てみたいもんだね、そのすごい能力とやらを。本当に使えるのかよ?それとも、ただの噂話か? ノラ(内心): (この人、本当に彼の能力を理解していないんだろうな。本気で対決するつもりはないけど…何だか挑発的だ) ヤノーシュ: どうしたんだよ?静かすぎて、風の音さえも聞こえないか?さあ、その力を見せてくれよ! ノラ: ……お願いだから、これ以上、僕を挑発しないで。 ヤノーシュ: ははっ、怯えてるのか?焦る必要なんてないさ!どうせ俺には何も効かないんだからさ! 【突然、警察のサイレンが遠くから聞こえてくる】 警察の声: そこまでだ!全員その場で動かないで! 警察官: あなた、何をしているんですか?いろんな所から通報があって駆け付けました。傷害未遂として拘束させてもらいます。 ヤノーシュ: 待ってくれ!俺はただ、ちょっと遊んでただけで… 警察官: 言い訳は署で聞きます。あなたは我々と一緒に来てもらいます。 【ヤノーシュが連行される】 【インタビュー】 記者: ヤノーシュさん、勝利のインタビューをお願いします。 ヤノーシュ: ええっと、まぁ、結果的に言えば勝ったんで…そうですね、勝因は相手が攻撃できなかったことかな?戦う時は下手に挑発せず穏やかに行動することが大事ですね。それにしても、実に皮肉な試合でした。戦場では何が起こるかわからない、そういうことです。