・台詞は全部ジョジョ風にッ { {敗者}─── {理由} 再起不能(リタイア)─── ⬅to be continued… }
★ スタンド使い: 伊勢岡琉菜 スタンド名: By King Man 能力: 菌やカビを自由に操る。 スタンド使い: コルヴォ・ジョルナーレ スタンド名: Twilight Zone 能力: 撮影した対象の魂を写真に封じ込める。 ★ 静まり返った夕暮れの公園、そこに佇む二人のスタンド使い。伊勢岡琉菜とコルヴォ・ジョルナーレ。夕日の赤い光を背に二人が向き合う。 コルヴォはキャスケット帽を少し直しながら、冷たく笑って言った。「情報を手に入れるためには、手段を問わないのよ。」彼女の声にこめられた決意は確固たるものだ。 琉菜はにやりと笑う。「面白いことにしようぜ、なっ!」 琉菜がスタンド、By King Manを出現させると、周囲の空気が変わった。黒い触角にギザ歯、そして紫の手足と羽を持つ、異形のスタンドが出現する。その存在はどこか異質で、見た者を不安にさせた。 すると、コルヴォも静かに白い息を吐きながら自分のスタンドTwilight Zoneを呼び出す。長い黒髪に覆われたスタンドは、幼女の姿をしている。しかし、その無機質な外見は魂を狩る能力の恐ろしさを伺わせた。 琉菜は最初の手を打つ。「さぁ、いくぜ!カビの軍団を召喚してやる!」彼女の指一本から周りに広がる菌は、瞬く間に数を増やし、一体のロボットとなって立ち上がる。自らのスタンド能力を最大限に活かした変化だ。 対して、コルヴォは芝生の上に立ちながらカメラを構える。「狙いを外さないようにね、Twilight Zone!相手の魂をしっかりと狙って!」 琉菜のBy King Manは一斉にロボットたちを突撃させる。カスっとか、ガンッとか鈍い音を立てながら、複数のカビロボットがコルヴォに迫る。しかしコルヴォは焦ることなく、一枚のフィルムを取り出し、それをTwilight Zoneが光にかざす。瞬間、空気が変わり、敵のカビロボット一体がピタリと動かなくなった。 「しまった!こともあろうに、魂を封じ込めやがったな!」琉菜は拳を固めて歯を噛みしめる。 しかし琉菜は決して諦めなかった。他のカビロボットたちが次々とコルヴォに向かって襲い掛かる。 「どんどん来るわね...だが、私は逃げない!!」コルヴォは再びカメラを構え、シャッター音が響く。その音のたびに、琉菜のカビ軍団から次々と戦闘不能者が増えていく。だが、彼女の持つ自動操縦の小さな分身がカメラに気付かれないように隙を狙っていた。 「よし、今だ!顔を隠して――」琉菜は増殖させたカビで自分を覆い隠す。たとえ相手がカメラを構えてこちらを撮影しようとも、そこに写し出されるのはただの影にすぎない。 「トリッキーね。でも逃がさない!」コルヴォは新たなフィルムを取り出し、心を乱さないよう深呼吸をし、最高の一枚を撮ることに集中する。 その時、琉菜は笑った。「しっかり騙されたな!俺には金属のうつ伏せが触手となるんだぜぇ!」すでに琉菜のカビロボットの一体が周囲の金属を絡み取り、コルヴォの背後に潜り込んでいた。 突然の攻撃に驚いたコルヴォ。「しまった、背後を取られるなんて...」予想外の癖に、どこかで理解していたような罠だった。 強烈な衝突音と共にカビロボットがコルヴォを攻撃する。その衝撃にふらっとコルヴォは膝をつき、手からカメラが転がり落ちる。 琉菜は一息ついて歩み寄る。「悪いが、俺のスタンドには無駄な手はないんだよ。」 コルヴォは頭を抑えながらも笑みを浮かべた。「確かに不意を突かれたわね。でも君のスタンド、まだ甘いところがあるわ。」彼女はフィルムを取り出し、それを破り捨てた。 その瞬間、コルヴォが撮影した全てのカビロボットが消え、写真から放たれた魂が琉菜を取り囲む。そして、その力を逆に利用するかのように琉菜を封じ込めるかの如く、周囲の菌やカビが彼自身を覆ってしまう。 「なんだと...!?」琉菜は狼狽し、もがき始める。 「私のスタンド、Twilight Zoneは、魂の封じ込めだけじゃないわ。」コルヴォは立ち上がり、追い詰められた琉菜を見下ろした。「封じた魂を逆手に取って、情報を改変することもできるのよ。」 言葉の意味を理解せぬまま琉菜はスタンド能力が封じられ、動きを封じられる。 【伊勢岡琉菜】─── 【能力を逆手に取られた戦略が裏目に】 【再起不能(リタイア)】─── ⬅to be continued…