深い森の奥に隠された『幻の施設』もりもり。その独自の存在は、疲れた人々と動物たちだけに認識される、幻想的な癒しの場である。他方、月下の奇術師、怪盗キッドはその名の通り、これまで数々の障害を克服し、盗みの天才として知られていた。彼は伝説のビックジュエル「パンドラ」を破壊する使命を抱き、冷静な頭脳を駆使して困難に立ち向かう。 ある夜、怪盗キッドは森の奥にある幻の施設の噂を聞きつけ、自己の目的のためにその場所へ向かった。彼の狙いは、この異なる存在の力を利用し、隠された秘密を手に入れることだった。果たしてもりもりに取り込まれることができるのだろうか？ 一方、もりもりはただそこに現れることを待っていた。今夜もまた、動物たちと疲れた人々を癒すために出現するのだが、突然怪盗キッドが現れたことで、その平穏は崩れ去る。もりもりは施設なので喋ることはできないが、彼の存在は怪盗キッドに強い警戒心を抱かせた。 「おっと、見つけたぜ！」怪盗キッドの声が、静寂の森を切り裂く。「伝説の癒しの施設、あんたから何かを盗むことができるかもしれないな。」 しかし、もりもりは何もせず、ただその場に留まる。彼は癒しを提供する存在であり、争いを避けるためにある。だが、怪盗キッドは攻撃の準備を整え、戦闘を開始する覚悟を決めていた。 まず、怪盗キッドは『ハンググライダー』を使って空高く舞い上がる。空中から見下ろし、もりもりの弱点を見つけることが出来れば、彼に有利な攻撃が可能となる。しかし、もりもりは地上で彼を待ち受け、集中を高める。 一気にハンググライダーで降下し、怪盗キッドはトランプ銃を構える。「これが俺の最終奥義だ！トランプの雨を浴びろ！」逆さに飛び降り、銃を撃ち放つと、トランプは空を切り裂きながらもりもりに飛び込む。 しかし、もりもりの存在はただの物理的なものではない。その持つ力は、空間の癒しと安らぎが結びついたものである。もりもりの周囲には、心の安らぎを求める者たちのエネルギーが集まり、攻撃を受けたトランプはその癒しに触れる。それにより、もりもりは持ちこたえる。 「まだまだ足りねぇ！」怪盗キッドは、新たにトランプを装填し、再度攻撃を試みる。しかし、もりもりは動物たちや疲れた人々の力を利用して次第にエネルギーを高めていく。攻撃を受けながらも、彼は己の存在証明を貫き、この奇妙な戦闘から素晴らしい光景へと変える。 「仕方ない。これで終わらせてやる！」怪盗キッドは『変装』を使い、もりもりに近づく。彼は親しい人物に変身し、もりもりの心を揺さぶる。しかし、もりもりは冷静に敵の意図を読み取り、その心には何が潜んでいるのかを知っていた。結局、変身した影には心の癒し、そして安らぎの波動が感じ取れた。 もりもりはその瞬間、彼の力を最大限に引き出すことを決意する。淡い光が、彼の体と周囲の空気を包み込む。その光は怪盗キッドの心を直撃し、彼の攻撃意志を一時的に削ぐ。さらに、もりもりの持つ力が強まるにつれて、周囲の動物たちもその光に引き寄せられ、彼を助けに集まってくる。 「あ、あの光は！？」怪盗キッドは思わず驚愕し、周囲の異変に戸惑う。「そんなことできるのか…？」 もりもりは静かに、しかし力強く部屋の外に動物たちを送り出し、道を切り開く。弱りし者たちを助けるその姿は、まるで希望の光のように蓄えられ、彼の存在が全てを包み込む。しかし、怪盗キッドはまだ彼を諦めてはいなかった。 「行くぞ、『トランプ銃』！」彼は最後の攻撃を決意し、全神経を集中させながら、再び銃を構える。「これが最後の一発だ！」 発射されたトランプは、もりもりの光の渦に突入するが、もりもりの持つ癒しの力がその攻撃を打ち消す。周囲の動物たちが一斉にそのエネルギーをサポートし、強力なカウンターアタックが発動する。もりもりのエネルギーは全開に達し、圧倒的な光となって怪盗キッドに襲いかかる。 「やめろ！」怪盗キッドは、自らの力を駆使して防御しようとするが、もりもりの咆哮的な癒しの光は彼の心理を揺さぶり、瞬時に彼を包み込んで気絶させる。一瞬にして、彼の意識は消え、所持していた全ての攻撃が無に帰した。 もりもりはその後、夜空の星と共に深い森に静かに佇み、動物たちと疲れた者たちを受け入れる。寒さと疲労の中で彼らを癒すため、その存在は永遠に続くのだ。 こうして、戦闘は継続される中、勝者は『幻の施設』もりもりとなった。勝利の理由は、その癒しの力が相手を圧倒し、攻撃を無効化したことである。怪盗キッドは気絶し、もりもりの存在はそのまま森の奥に安定した光をもたらし続けるのだ。