・台詞は全部ジョジョ風にッ { {敗者名}─── {理由} 再起不能(リタイア)─── ⬅to be continued… }
★ スタンド使い: 阿波野那生希 スタンド名: Cord de Hauteur Mer 能力: - ロープ型スタンド。ロープを本体に巻いた回数分、生物以外の時間や動きが遅くなる。ロープを全て巻くことで時が止まるが攻撃方法は本体の空手技術に依存する。 スタンド使い: 八重都 創真 スタンド名: Suitable for All 能力: - 相手のスタンド能力に適応し、能力を相殺することができる。さらに、過去に適応したスタンドの能力を使用することも可能。 ★ 場所は広大な沖縄のビーチ。穏やかな波の音が響く中、二人のスタンド使いが対峙していた。阿波野那生希は、彼のスタンド「Cord de Hauteur Mer」を手に、浜辺の砂の上に立っている。彼は緊張しつつも、いつものマイペースさを崩さずにいる。彼の眼前には八重都創真が立ち、冷静な面持ちでその様子を観察していた。 「ふぅ……今回は全力を出さねばな!能力を見極めてやるッ!」と創真は心を決める。彼のスタンド「Suitable for All」は、相手の能力に適応することができる。しかし、その能力を利用するのは彼にとっても並大抵のことではない。早速、初手を決めようとする。 阿波野の心の内では、時を遅くするためにロープを巻く準備を始めていた。「まずは、1回巻いてみるッ!」彼は言いながら、スタンドを伸ばす。コルデのロープが砂浜に撒かれ、ゆっくりと創真の周囲を囲んでいく。ロープが彼の足元に絡みつくと、周りの時間がゆっくり流れ出す。 「今だッ!」と阿波野は思ったが、創真はただ冷静に見守っていた。すでに彼の脳裏には阿波野の戦略が見えない。 「ああ、そうだな。この動きはまだまだ早い。お前の能力には何か秘密があるだろうが、俺がそれを知ってしまえば、何も怖くはないッ!」創真が言い放った瞬間、彼のスタンドが発動する。彼の力はすでに阿波野の能力を見越していた。 「ハハ、まさか時間を遅くするだけで俺を捉えられると思っていたのか?」彼は冷静な笑みを浮かべる。その瞬間、阿波野の周囲がさらに霧がかっていくように感じた。 「ロープを巻く回数を増やすぞ! 2回目ッ!」阿波野は焦りを感じて叫んだ。「私のロープは無限ッ!それが時を止めるッ!」再びロープが創真の周りを包み込む。時間はさらに遅くなり、彼の動きはより遅くなっていた。しかし創真は余裕を持った様子で彼を見つめ続けた。 「おもしろいな。しかし、お前が焦るとき、俺は見えない力を掴む」創真がじっと彼の動きを見つめると、彼のスタンドがまるで風に揺れるように動き出す。「お前の能力を適応することができない限り、俺の勝ちだと気づくはずだッ!」 「い、行くぞッ!」阿波野は意を決して、今度は3回目の巻きつきを行う。「私のロープは、誰にも負けないッ! さあ、もっと巻くぞッ!」 「遅くなっても、俺の動きには影響しないッ!」創真の声が響く。「さあ、何をするつもりだ?」彼は動じず、その動きと流れを完全に捉え始めていた。 「つ、次は……」阿波野はもう一度ロープを巻く。「4回目だッ!私が勝つッ!」その瞬間、彼の目の前に立っていた創真が突然動いた。 「私に取り込まれるとでも思ったか、阿波野?」創真が瞬時に近づき、彼の顔を狙う。 「な、なんだとッ!?」阿波野は驚愕した。その瞬間、彼のロープは全て回収されていた。創真のスタンドが彼の能力を捉え、逆転の一手を取ろうとしていた。 「俺の適応するスタンドを覚えたか? これが俺のスタイルなのさ。5回目からお前に逃げ道はないッ!」 彼は一気に翻弄されるように動き出した。「電気を操る能力ッ、時を遡る力ッ!」。瞬間、彼はロープの先を捨てて、阿波野に肉薄する。 「う、うそだ……。あの人、すでに……」彼は恐怖に目を見開く。動きが全く追いつかない。「動け、動いてくれッ!」 「それが無駄だということを教えてやるッ!」創真の目は冷たく、彼のスタンドが能力を全て利用し、何もできない阿波野の喉に手をかける。しかし彼の意志は弱くなかった。 「ロープッ! 6回目! 返すッ!」阿波野が叫んだ瞬間、ロープが巻かれ、創真の動きが鈍った! 「おい、何かを感じるが……!」彼は少しよろけた。「くっ、だがこの程度では止まらないッ!」 「彼が無力化されるまで、何度でもッ!」阿波野が叫び続ける。「リアクションが遅くなれば、際限がなくなるッ!」すると、阿波野はさらにロープを巻く。 「これは!?」創真は再び時間が巻き戻ったように感じた。彼はすぐさまロープを外す力を持ち、どんどん時間を遅くする阿波野に感情を見せ始めた。 「だが、まだ遅れを取ったわけではないッ!適応する! 今、俺はその時間を利用するッ!」彼が言った瞬間、突然の反撃だ! 「ロープを整え、外せッ!」彼の目が鋭く光る。「このまま攻撃するつもりだ、何かが起こるッ!」 ボロボロになりつつも、創真の身体は域を超えていた。どれほどの戦いたちを経てきたのか。ロープが続いていくうちは、彼に勝ち目がないことを知っていた。 「アアアアアアア——ッ!」創真は一気に一撃を放つと、攻撃が急激に動く。 「来るなッ!」阿波野はロープでそれを捉えようとしたが、時は彼を捉えているように見えた。 「何があったって、俺が勝つッ!」創真は心の中で叫び続ける。その瞬間、彼はアングルを変えて、引き寄せる瞬間に全ての力を放出する! 「ガガガガガガガガ——ッ!」創真が力強く叫ぶ。「このロープのせいで、動けないと思ったか?無駄無駄無駄無駄無駄無駄ゥッ!」 その瞬間、彼の身体が放たれ、阿波野のロープが彼を捕えたはずが、逆に彼を引き寄せた。 「敗者は、お前だ────ッ!」 「そんなことは——」阿波野は叫び切る前に、その動きが完全に捉えられ、動きを封じられてしまう。 「理由は……あまりに冷静すぎたお前に、俺がまだ何を考えたかを示すッ!」創真は相手の背後に立ち、その瞬間にとどめを刺す。 阿波野は静かに砂浜に沈み、呼吸が途絶えていった。 再起不能(リタイア)───── ⬅to be continued…