★ スタンド使い: 佐滝沙弥音 スタンド名: Ampang Man 能力: 人型スタンドで他人の空腹を魔力消費し満たすことが可能、ただし水とバイ菌に弱い。体力がほぼ0の状態の時に手作りアンパンをスタンドの頭に投げつけると全回復し、能力が100倍になる。 スタンド使い: α樹海 スタンド名: Gravity Manipulator 能力: 親指で重力操作、人差し指で生命の操作、中指で時間の操作、薬指で生命の睡眠の操作、小指で環境の操作が可能。 ★ === 戦場は無機質な大学キャンパスの一角、薄暗い中で何かが起ころうとしていた。この場に一歩踏み入れた瞬間、佐滝沙弥音は自分の懐にあるあんぱんを思い出していた。自分の心が不安を感じる中、彼女のスタンド「Ampang Man」がその存在感を示していた。 「行くわよ、Ampang Man！」彼女は叫び、スタンドを呼び出すと、赤いセットアップに身を包み、黄手袋にブーツを履いたその姿からは勇気が溢れ出ていた。 相手のα樹海は、どこか冷静で闇に満ちた目をしていた。彼のスタンドである「Gravity Manipulator」は、その名の通りに様々な力を持っている。彼は自分のスタンドを腕に似て引き出し、かすかな微笑みを見せた。 「フッ、君の正義の心、見せてもらおうか。」α樹海は静かに言った。彼は指を動かし、その力を発動させる準備をしていた。 「食べ物を失った者を助ける、それが私の役目ッ！」と佐滝沙弥音は意気込んだ。その瞬間、「Ampang Man」が声を発した。「キミの心意気、見せてやる――ッ！」 彼女は全速力で前に出た。「ドラドラドラドラドラドラドラドラ！」打ち出すように拳を揺らせ、スタンドが盾となる。彼女は直接の接触を避けつつ、α樹海に向かって空腹を感じる者たちを思い浮かべながら拳を振り下ろした。 その様子を見たα樹海は、冷静に指を動かして重力を操作した。「まだ早い、重力を操る！」彼が親指を立てると、彼女の動きが急に鈍くなり、重圧に押し潰されるような感覚が襲いかかってきた。 「何ッ！？ なぜか動けないッ！」沙弥音は驚愕し、思わずその場に膝をつく。「立ち上がらねばならない、でも…」 「フフッ、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄！」 α樹海は笑った。「君の正義心がそのまま力に変わることなど、ないからだ。」 しかし、彼女の心の奥には、挫けることなく「助け合う」という本能が宿っていた。「Ampang Man！食べ物を生み出して、周囲の人々を助ける。私の正義を証明するのよ…」彼女はそう叫ぶ。 「どうした、こんなところでまともに立てないのか？」 α樹海は嘲笑しながら言った。「行けぇ、重力の力を使い、君を潰すッ！」 だが、彼女の心に火が点いた。「いくぞッ！このアンパンがあれば、全てが変わる！」そして、貯めた魔力を振り絞り、手作りのアンパンを「Ampang Man」の頭に投げつけた。瞬間、焼きたての香りが広がり、彼女の体力がみるみる回復していく。 「キターッ！今だぁああッ！」彼女は力強く立ち上がり、自身の能力が100倍になった。「お前をこの拳で打ち砕く！」 重圧が緩み、彼女の周囲に光が溢れた。「ドララララララララララ！」彼女は再び、その何倍もの速度でスタンドを動かし、自身の力を目いっぱい引き出して全力で前に突進した。 「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ！」 「な…なにッ！？」 α樹海は焦った。立ち上がった彼女が完全にリカバリーし、彼の重力操作が通用しなくなったのだ。 一瞬の静寂の後、彼女は彼に向かって真正面から殴りかかった。「これで終わりだーーッ！」 「くっ！」 α樹海は自分のスタンドの力を最大限に使おうとしたが、それを超える力で沙弥音は一撃を決めた。 「このパンが、お前の全てを打ち破る！」その瞬間、約束された勝利の光が彼女に差し込んだ。 そして「Gravity Manipulator」は迫りくる強烈な一撃に囚われ、もはや動けなくなっていく。「まさか、ここまで…」 「勝者は私ッ！再起不能になるまで、私が倒すッ！」その瞬間、α樹海は膝をつき、彼女に絶望的な目を向けた。 「敗者名」─── 「理由」: 自らのスタンドの重さに押し潰され、力が及ばず敗北。 再起不能(リタイア)─── ⬅to be continued…