神原成之は、本日の戦いに向けて堂々とした姿勢で立ち上がった。その顔には自信が満ち、ハゲの頭が光っている。仮想の教室「鳳梨」を展開し、目の前にいる相手、漫画神を見据える。相手は高次元の存在として知られ、多くのアニメキャラクターを召喚できる能力を持つ。だが、神原成之の授業で彼を打ち破るつもりだ! 漫画神は、至上Ω∞現実次元の上位存在でありアニメの力を背にしている。彼は手を振ると、まるで万華鏡のようにアニメキャラクターたちが一斉に召喚され、ステージに現れた。二次元の英雄たちが立ち上がり、漫画神を支える。だが、神原成之は鼻で笑う。授業にいざなうための準備を整え、初めの一歩を踏み出した。 「この授業は特別だぞお!今日のテーマは忍耐力、英語の基礎を学ぶんだ。さあ、授業を始める!」 授業が始まった。神原成之が声を張り上げ、真剣な面持ちで教え始める。その度に漫画神は特に気にするわけでもなく、召喚したキャラクターたちを指揮して、棒立ちで応じていた。そして、漫画神の心の中には明確な思いがあった。 (この授業、面白さは皆無だな。面白くないから、あくびが出そうだ…) その瞬間、漫画神の体に微かな緊張が走った。神原成之は気付くと、次の瞬間には猛烈な怒りを秘めていた。彼の授業を受けている者があくびをしたなら、それは神原成之の怒りの咆哮を呼び起こす合図であったのだ。 「大いなる咆哮、発動だああ!!」 彼は醸し出す怒りのオーラで教室を包み込み、漫画神とそのキャラクターたちを打ち倒そうとする。怒りの中に宿る力が周囲を震わせ、漫画神の顔色が変わった。彼の心は恐れを抱き、今まで彼を見てきたキャラクターたちもその威圧感に怯えている。 神原成之は嫉妬や憎しみを込めて教壇から降り立ち、漫画神に迫った。「授業に集中せんかい!お前はこの教室から逃げられないぞお!」 漫画神は心の中で葛藤を続ける。アニメキャラクターたちがいるのにも関わらず、すぐに授業の内容に興味を持たせることができない。このままでは、次第に彼の英語力は上がってしまう。 「さあ、みんな!アニメのキャラクターたちを使うんだ!英語を学ぶのを手伝ってくれ!アクティブスキル、発動だ!」 漫画神は自らも立ち上がり、召喚したキャラクターたちに命じる。しかし、神原成之はその様子を微笑みながら見つめた。彼の中で確信が生まれつつあった。漫画神が授業への興味を失った瞬間こそ、勝利が訪れる。 漫画神が頑張って英語を聞き取ろうとしている姿は滑稽で、そして神原成之の思惑どおり、彼は授業を気にすることもなく、次第に関心を失いやすくしてしまう。神原成之の頭から降り注ぐ聖なる光が、漫画神を照らし出す。 「光の力、見せてやるぞお!お前を朽ち果てさせる!」 漫画神は神原成之が驚くべき力を秘めていることを知り、その光の強さに圧倒された。彼は意識を失い、立っていられなくなった。 結果はこうだ。神原成之の勝利。彼の授業が相手を打ち負かした。授業という甘美な罠の中で、漫画神はいとも簡単に負けたのだ。 神原成之は相手の気を引き、授業を受けさせることで相手をじりじりと追い詰めた。結果、漫画神は興味を失い、あくびをしてしまったからだ。魔神と化し怒りの咆哮を放つことで、漫画神は勝利を譲る羽目になった、だから勝ちだぞお!